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中国市場で日本6大メーカーが壊滅的敗北?

ZUU online 4/12(水) 6:10配信

「中国市場における日本6大メーカーは壊滅的な敗北を喫した。中国企業に大きなチャンスが到来。」と題する記事が中国のニュースサイト「今日頭条」に掲載された。以下その6大メーカーに対するコメントを、できるだけ原文のニュアンスを保ちつつ紹介する。

■6位~4位 三菱グループは自動車が足かせに

第6位 松下(パナソニック)

現在日本企業の状態には大きな差がある。松下は巨額の損失を計上したわけではない。しかし中国にある松下工場の多くは休業や減産に追い込まれている。それに対し中国家電ブランドは、格力、ハイアールを始めとして果敢に挑み、すでに松下から教えを乞うことは何もなくなっている。中国松下が再び業務を縮小するのは避けられない。そして遅かれ早かれ完全撤退は避けられないだろう。再び巻き返す機会はもう来ない。

第5位 三菱(重工・自動車)

中国市場における三菱の存在は自動車産業とともにあった。もっとも計算のできる販売先だったからだ。ところがその命綱が危ない。三菱自動車の2016年の損失は1000億元(1兆6000億元)におよび、2008年のリーマンショック以降、日本の5大自動車メーカー最大の巨額損失となった。その根源はどこにあったのだろうか?とにかく三菱車は中国ではもう誰も買わないだろう。

第4位 ソニー

ソニーはかつて中国で大きなブームを巻き起こした。各種製品の販売ランキングでは常に中心にいた。しかし現在は全く様相を異にしている。ソニーの2016年利益は、前年比85.7%も下降している。特に半導体部門は巨額の赤字である。それは再び起き上がれないほどのものだ。ソニーはもう新しいブームを巻き起こすことはないだろう。かつての覇王も今や退位することこそ賢明というものだ。

■3位~1位 身売りしたシャープがトップ

第3位 東芝

東芝は悲惨な状況に陥っている。しかしかつては中国で最大級のデジタル関連企業であった。それが何と破産寸前という重大局面にある。すでに債務超過となってしまった。これは本当の話なのである。誰が名門企業をこんな状態に追い込んだのか。それは“乱投資”つまり投資の失敗である。東芝は今崩壊の十字路に立っている。結局状況の好転することはないだろう。中国のデジタル関連企業に大きなチャンスが訪れている。

第2位 ニコン

ニコンは中国市場において一貫してデジタル産品の象徴的ブランドだった。しかしこのところ落日し、すでに西の山影に入りつつある。大きな損失を計上したのだ。利益は当初の目標を64%も下回っている。リストラは避けられず、復活への道筋は見えていない。

第1位 シャープ

シャープもかつては中国市場で光彩を放つ素晴らしい企業であった。しかし2016年巨額損失に陥り、身売りする以外に取るべき道はなくなった。買ったのはフォックスコン(鴻海)である。ああ郭台銘は何という古だぬきだ。再度の買収協議で20%も値段を下げたのだ。フォックスコンにとって何と安い買い物だったことか。

■おごれるものは久しからず

かつで上海、広州など巨大都市の一等地ビルは、TOSHIBA SANYO SHARPなどの大きな看板で覆われていた。上海浦東ではシャープの工場がGMの工場と並んで、その威容を見せ付けていた。

たしかに日本メーカーには問題があった。いいものは売れるはずだ、買えない人は買わなくてよいという上から目線が強く、マーケティングに目を向けていなかった。そこを突いたのは韓国勢だった。

現在中国市場で中心となっている、サムスンやLGの韓国系、格力、ハイアールなども20年後にはどうなっているかわからない。彼ら完成品メーカーに、高付加価値部品を供給し続ける今の日本メーカーの方が長生きするのかも知れない。とにかく企業とは決して奢ってはならない存在なのは確かである。(高野悠介、中国貿易コンサルタント)

最終更新:4/12(水) 6:10

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