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真央、国民栄誉賞だ!沙保里が菅官房長官が後押し

サンケイスポーツ 4/12(水) 7:00配信

 列島がねぎらい-。フィギュアスケート女子で2010年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央(26)=中京大=が引退を発表してから一夜明けた11日、ソチ五輪王者の羽生結弦(22)=ANA=らが功績をたたえるコメントを発表した。銀盤の国民的ヒロインに対しては、「国民栄誉賞を」との声も上がっている。真央は12日、東京都内で引退会見を開く。

 悲願の五輪金メダルは、手に入れられなかった。だが世界選手権の3度制覇など10代から活躍。そして何よりも、輝ける笑顔で国民を魅了してきた。真央は記録にも、記憶にも残る選手だった。

 「私は(世界大会)13連覇で国民栄誉賞をいただきましたが、真央ちゃんもそれに値する」

 同じ女性アスリートとして真央と親交があるレスリング女子の五輪3大会連続金メダリスト、吉田沙保里(34)=至学館大職=が11日のイベントの中で、国民栄誉賞について言及した。

 吉田自身が2012年に同賞を受けた“先輩”だ。真央が引退を発表した10日夜、本人に直接LINEで「お疲れさま」とメッセージを送った。真央からは「これから次の目標に向かって頑張ります」という趣旨の前向きな返信があったといい、吉田は「期待されてきた重圧は大変だったと思う」とねぎらった。

 国民栄誉賞の授与を決めるのは政府。菅義偉官房長官(68)はこの日の会見で、真央の引退発表について「非常に驚いた。フィギュアスケートの魅力を凝縮したような演技で、多くの国民の心を魅了した。お疲れさまと言いたい」と話した。同賞について直接言及はしなかったが、「多くの人にとって浅田選手の演技は金メダルだった」と最大級の称賛の言葉を贈った。

 真央に同賞が授与されれば、昨年10月のレスリング女子五輪4連覇、伊調馨(32)=ALSOK=以来。また26歳で受ければ、個人の受賞者としては最年少となる。果たして、同賞授与の可能性はあるのか-。

 「国民栄誉賞にふさわしいし、あげるべきタイミングでもある」。政治評論家の有馬晴海氏はサンケイスポーツの取材に力説した。

 同賞については、時の政権の“人気取り”といった批判もつきまとってきた。だが近年は、同賞を与えても政権の支持率が上昇することは少ない。むしろ、世の中に明るいニュースを提供する意味合いが強くなっているという。

 同賞の授与に明確な基準はなく、前人未到の記録を残している必要もない。有馬氏は「日本社会を明るく、感動を与えてくれた人に授与することは政治の役割だ」。安倍政権が、“明るいニュース”として同賞を真央に授与する可能性は大いにありそうだ。

 真央は、最近では国内旅行に出かけるなど心身ともにリフレッシュしているという。12日には東京都内で会見を開く。10日夜のブログで「人生の中の1つの通過点」と記した真央が、今後の見通しや現在の心境を自らの口で語る。全国民が注目する会見となる。

★羽生「幸せでした」

 羽生は11日、「フィギュアスケートが大好きな浅田選手のスケートが大好きです。これからもずっと私の憧れの人です」とのコメントを発表。2014年2月のソチ五輪ではそれぞれ男女の顔として日の丸を背負い、翌月の世界選手権ではアベック優勝を達成した。「トリプルアクセルも、複雑なステップも、伸びやかなスケーティングも、浅田選手にしかできない演技を、どんな状況でも、どんなときでも挑戦する姿を見てこられて幸せでした」と敬意を表した。

最終更新:4/12(水) 13:33

サンケイスポーツ