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オレンジゾーン「前向きに検討」 伊豆市に観光防災計画案

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 4/12(水) 7:55配信

 伊豆市津波防災地域づくり推進協議会(会長・加藤孝明東京大准教授)は11日、5回の協議会でまとめた「観光防災まちづくり推進計画案」を菊地豊市長に提出した。指定となれば全国初の津波災害特別警戒区域(オレンジゾーン)は、「前向きに検討」と記した。市は5月中に提出内容を踏まえて同計画を策定し、市民への周知など指定に向けた環境づくりを進める。

 同協議会は海岸線を抱える同市土肥地区の住民や観光関係者のほか、有識者ら約20人で構成。同地区が観光地であることを踏まえ、観光、防災、環境のバランスの取れた計画を2016年2月から検討してきた。

 提出した計画案には、観光と防災の両立を図るハード・ソフト対策を示した。21の対策項目と66の具体的内容を盛り込み、その一つとして津波災害特別警戒区域と津波災害警戒区域(イエローゾーン)の指定について記載。どちらも「前向きに検討する」とした。イエローゾーン指定は県内の2自治体ですでに行っているが、オレンジゾーンは全国で事例がない。

 同市役所で加藤会長から答申を受けた菊地市長は、オレンジ・イエローの区域指定について「もう少し市民との合意に時間をかけ、検討したい」と語った。指定は市の意思表示を受け、県が行う。



 <メモ>津波災害特別警戒区域(オレンジゾーン) 東日本大震災の津波被害を踏まえた「津波防災地域づくり法」に基づき、都道府県知事が指定する。オレンジゾーンは指定区域内の社会福祉施設、学校、医療施設が新築や建て替えの際、居室の床面の高さを津波の水深以上とすることなどを求める。県第4次地震被害想定の最大級の津波で高さ2メートル以上の浸水となる範囲が対象で、伊豆市土肥地区の場合、高齢者施設2カ所が該当する。

静岡新聞社

最終更新:4/12(水) 7:55

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS