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阪神“控えの便利屋”大和 国内FA権取得で他球団が熱視線

日刊ゲンダイDIGITAL 4/12(水) 9:26配信

 内外野問わず、グラブを持たせれば天下一品。そんな阪神の大和(29)が、9日に国内FA権を取得した。

 大和自身は「じっくり考えようと思う」と話したが、ある他球団の編成担当は「考えるまでもなく、FAでしょう」と、今から鼻息が荒い。

 樟南高校から2005年高校生ドラフト4位で入団の生え抜き選手。当時から卓越した守備力を評価されていたものの、これまでゴールデングラブ賞は14年に1度獲得したのみだった。ネックとなっていたのは、10、13年の・273がキャリアハイの打撃。そのため、阪神ではなかなか定位置を掴めず、控えの便利屋に甘んじている。前出の編成担当は「大和なら、打率・250でもお釣りがくる」と、こう話す。

「打力が課題というならば、ソフトバンクの今宮らはどうなるのか。遊撃守備は球界トップクラスでも、打率は大和以下。それでも年俸1億4500万円なのは、球団に資金力があるというだけでなく、いかに守備力を重視しているか、ということです。どこを守らせても及第点レベルなら便利屋でもいいが、大和は内野、外野ともに守備は一流。守備力を重視する球団なら、十分レギュラーを張れる選手です」

 阪神はそもそも巨人同様に、カネにものをいわせて他球団のスターを買い漁るチーム。堅実な守備力といった“地味”な選手より、地元メディアやファン受けする大物をひいきにする傾向が強い。その結果、ワリを食うのが大和のような中堅選手たちだ。ここ数年でも13年は西岡と福留、今季は糸井と積極的に大物を集めている。

 さらに15年オフに就任した金本監督は、中堅を飛び越えて若手重視。大和は10日現在、5試合出場もスタメン出場はゼロ。阪神にいれば、今後も補欠のまま、という可能性が高い。

 年俸は5000万円とFA選手としては高くない。他球団が鼻息荒くするのもうなずける。

最終更新:4/12(水) 9:26

日刊ゲンダイDIGITAL

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