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県信、ATM振り込み一部制限 高齢者の詐欺被害防止 茨城

産経新聞 4/12(水) 7:55配信

 県信用組合(水戸市大町)は、相次ぐニセ電話詐欺の被害を未然に防止するため、24日から70歳以上の高齢者のATM(現金自動預払機)を利用した振り込みを一部制限すると発表した。利用制限による詐欺被害防止策は県内の金融機関で初めて。

 県信によると、対象は3月末時点で過去1年以上キャッシュカードによるATM振り込みをしていない70歳以上の高齢者。振り込みの限度額を1日当たり1千円に設定し、限度額を超える場合は窓口で限度額の変更手続きを行ってもらう。

 その際、窓口の職員が振り込み目的などを確認し、詐欺の疑いがある場合は警察などに協力を求めるという。1月末時点で対象口座は約8万7千。制限は県内の全ATMで行う。

 県信では平成28年度、ATMを利用したニセ電話詐欺の被害が9件あり、被害総額は432万円に上った。うち8件は被害者が70歳以上だった。一方、被害を未然に防止できたのは11件で、窓口利用者の防止が10件、ATM利用者は1件だった。

 県信ではこれまでも、窓口で100万円以上振り込む高齢者に対する詐欺のチェックシートを使った確認や、警察と協力した詐欺対応訓練など、対策を講じてきた。

 県信の担当者は「卑劣な犯罪は阻止しなければならない。今後もサービスを低下させない形で詐欺を防止する施策の検討を続ける」としている。

最終更新:4/12(水) 7:55

産経新聞