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ジダン対アンチェロッティの師弟対決で優位に立つのは?レスターは大物食いの可能性も/CL準々決勝展望

GOAL 4/12(水) 18:08配信

■アンチェロッティが握る古巣レアル・マドリーの弱み

準々決勝を戦うバイエルン・ミュンヘンとレアル・マドリーの試合は、バイエルン・ミュンヘンの勝ちを予想しよう。なぜなら、カルロ・アンチェロッティは元レアル・マドリーの監督であり、マドリーの特徴をある程度掴んでいるはずだからだ。特にかつての同僚であったジネディーヌ・ジダンの戦術上のミスを突く視点を持っているに違いない。

そもそも、マドリーはグループステージのレギア・ワルシャワとの試合ではあわやチーム崩壊という事態になったことからも分かるように、今シーズンここまで自身の弱点を何度も晒すような戦い方をしている。バイエルンは勝利のわずかなチャンスも決して逃さないチームだ。クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイルというFW陣もいまだトップフォームを取り戻せていない現状にあり、バイエルンを警戒しているだろう。

また、アンチェロッティにとっては自身の鬱憤を晴らす特別な試合として気合も入っているはずだ。彼は以前率いていたレアル・マドリーで、コパ・デル・レイ、UEFA チャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップ、そしてFIFAクラブワールドカップを勝ち取ったにも関わらず、“リーガのタイトルを取れなかった”という理由のみでクラブを追われたからだ。

アンチェロッティは、普段は復讐をモチベーションにすることのない柔和な人物である。しかし、少なからず古巣のレアル・マドリーを後悔させたいと思っているに違いない。レアル・マドリーもこの組み合わせは避けたかったはずだ。

■勢いに乗るレスターがアトレティコを飲み込むか

レスター・シティは今季のチャンピオンズリーグで唯一勝ち残ったイングランドのクラブだ。そんなレスターの準々決勝の対戦相手はアトレティコ・マドリーである。アトレティコはリーガに籍を置くチームながら、最も“イングランド的”なプレーをするチームと言えるであろう。組織的なセットプレー、そして強固な守備といった特徴からも、プレミアリーグにいたとしてもおかしくないチームである。これは、とても面白い試合になることが予想される。

しかし状況はレスターがやや優位と言えそうだ。レスターには相手がボールを保持する時間帯が来る前に先制点を奪い、先にペースを握ってしまうという戦術がある。

とは言え、レスターは間違いなく今回準々決勝に進んだ8チーム中で最弱である。アトレティコサポーターはレスター相手にどんどん攻め込んでほしいと期待しているだろうし、レスターの勝ち抜けを真面目に信じている人はいないと言っても大げさではない。しかし、昨シーズンからそんな予想を裏切り続けてきたレスターは、そこに付け入るチャンスが十分にあるのだ。

文= ピーター・ストーントン/Peter Staunton

GOAL

最終更新:4/12(水) 18:09

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