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最小の高圧電源開発 光電子増倍管用、量産も可能 浜ホト

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 4/12(水) 9:30配信

 浜松ホトニクスは、医療用検査や食品衛生検査などのセンサーに用いる光電子増倍管の高圧電源モジュールを開発し、5月8日からサンプル受注を開始する。同社によると世界最小サイズで、3~5ボルトの低電圧を最大1100ボルトまで安定して高められる。耐熱性も向上させたことで大量生産が可能になり、小型軽量な各種計測機器の開発が期待される。

 大きさは縦横が各15ミリ、高さ7ミリ。独自の製造手法と設計により、これまで世界最小だった同社製の電源モジュールよりも体積を半分以下に縮小した。230度の高熱にも耐えられるため、はんだ付けの作業を電熱炉による自動工程で行うことができる。計測機器などに内蔵し、乾電池2本程度から送られる低電圧を光電子増倍管の稼働に必要な約1千ボルトまで昇圧する。

 同社によると、計測機器は携帯可能な小型化の流れが進んでいるという。同社は指先サイズの光電子増倍管「マイクロPMT」も開発している。担当者は「電源の小型化によりで、マイクロPMTの製品化や実用化も進むのでは」と期待する。

 税込み価格は2万7千円、基板に取り付けた場合は2万9160円。初年度は年間千個、3年後は同1万個の販売を目指す。

静岡新聞社

最終更新:4/12(水) 9:30

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS