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トヨタ、初の医療・介護ロボ商用化 9月からリハビリ支援用レンタル

SankeiBiz 4/13(木) 8:15配信

 トヨタ自動車は12日、下半身まひのリハビリを支援するロボットを商用化すると発表した。医療機関へのレンタルを9月に始める。トヨタが医療・介護用のロボットを実用化するのは初めて。自動車で培ったセンサーやモーター技術を応用展開することで、産業用から愛玩用まで幅広いロボットの普及に本腰を入れて、新たな事業に育成する。

 商用化するのは「ウェルウォークWW-1000」。受注は5月から始める。脳卒中などでまひした脚に膝の曲げ伸ばしを助けるロボットを装着し、動く床の上を歩いて訓練する。動作は前方のモニターで確認できる。患者の状態に合わせて補助の程度を調節できるようにしており、ロボットを使わない場合に比べて回復が早まるという。

 藤田保健衛生大(愛知県豊明市)と共同開発した。レンタルの希望価格は1台当たり月額37万8000円で、初期費用として108万円が別途かかる。3年程度で100台の貸し出しを目標とし、アジアや欧米など海外展開も検討するという。

 トヨタは、自動車で培ったノウハウを生かして、医療や介護、家事支援をはじめ幅広い分野でロボットの実用化を目指している。少子高齢化に伴う人口減少でロボットがヒトを支える未来を見据えているためだ。

 昨年1月には、ロボット事業などの強化に向け米国に人工知能(AI)の開発研究拠点「トヨタ・リサーチ・インスティテュート」(TRI)を設立。トヨタはTRIのAI技術を、会話などが可能な「自律型」のロボットに採用する考え。

 12日の会見で、磯部利行常務役員は「ロボットにAIを結びつけて(性能の)良さを出していきたい」と述べた。トヨタは医療機関向けのロボットに加え、将来は家庭用介護ロボットの実用化も目指す方針だ。

最終更新:4/13(木) 8:15

SankeiBiz