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「ヒトラー、化学兵器使わず」=無神経な発言と謝罪―米報道官

時事通信 4/12(水) 11:55配信

 【ワシントン時事】スパイサー米大統領報道官は11日の記者会見で、シリア・アサド政権の残虐性を強調する狙いで「ナチス・ドイツの独裁者ヒトラーほどの卑劣な人物も化学兵器の使用を考えなかった」と発言した。

 ヒトラーは戦場で使用しなかったものの、強制収容所のガス室でユダヤ人を大量虐殺しており、批判を浴びたスパイサー氏は謝罪に追い込まれた。

 スパイサー氏は、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとされる問題を非難する文脈でヒトラーに言及した。ナチスがユダヤ人を送り込んだ強制収容所のガス室に関して記者に見解を求められると、「アサドが(猛毒の神経ガス)サリンを(戦場で)使ったようには、(ヒトラーは)自国民には使わなかった」と主張した。

 これらの発言を受けて、民主党のペロシ下院院内総務は「ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の恐怖を軽視している。報道官を解任すべきだ」との声明を発表。スパイサー氏は、CNNテレビなどを通して「ヒトラーとアサドを比較すべきではなかった。無神経だった」と全面的に謝罪した。 

最終更新:4/12(水) 12:02

時事通信