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「両地域の交流願う」 オレンブルグ州訪問団が松山のロシア兵墓地参拝

産経新聞 4/12(水) 7:55配信

 愛媛県と文化交流を続けている露・オレンブルグ州の訪問団11人が11日、日露戦争の際、捕虜として松山市に滞在し、亡くなった兵士97人が眠るロシア兵墓地を参拝した。訪問団代表の同州政府のエブゲーニア・シェフチェンコ文化・外交関係担当大臣は「墓地を清掃してくれている方々に心から感謝申し上げます」と感慨深く話した。

 訪問団は同州の文化、スポーツ、教育、産業の代表者によって構成され、10~13日、県内に滞在。同州と愛媛県の地域間交流について可能性を具体的に見いだすことが目的という。

 墓地では「松山ロシア兵墓地保存会」の菅田顕会長(80)が地元住民や市立勝山中学の生徒らが清掃し、墓碑に花をささげていることを説明。シェフチェンコ大臣は同州にも日本人死没者慰霊碑が建立され、松山出身の兵士の墓を清掃していることを伝え、「一番大切なのは人間同士の関係ですね。両地域の関係が発展していくことを願います」と話した。その後、訪問団は県庁に中村時広知事を訪ね、「文化、スポーツ、教育、産業の面で協力体制を強めたい」とする州知事のメッセージを手渡し、公式招待する意向を表明。中村知事は「いつか必ず行きたい」と話した。

最終更新:4/12(水) 7:55

産経新聞