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香川ドルトムント標的の爆弾テロ DFバルトラ骨折、手術

4/12(水) 21:01配信

東スポWeb

【ドイツ・ドルトムント11日(日本時間12日)発】卑劣なテロに日本代表MF香川真司(28)が巻き込まれた。サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦でモナコ(フランス)と対戦予定だった香川が所属するドルトムント(ドイツ)のチームバスがスタジアムに向かう途中、3度の爆発に巻き込まれた。バスの窓ガラスが割れ、DFマルク・バルトラ(26)が負傷し、緊急手術。香川にケガはなかったが、地元警察は「サッカー選手を狙った攻撃」と発表するなど、大きな波紋が広がっている。

 まさかのアクシデントだった。ドイツ紙「ビルト」(電子版)など複数のメディアによると、ドルトムントはホームでのCL準々決勝を戦うため、チームバスでスタジアムに向かおうとホテルを出発した直後の午後7時過ぎ、3度の爆発に巻き込まれた。

 ドルトムントのヨアヒム・ヴァツケ最高経営責任者(CEO)は「ホテルから出たところの道端に爆発物が3個設置してあったようで、それが爆発した」と説明。その際にバスの窓ガラスが割れるなどし、バルトラが足や手を負傷。公式ツイッターによると、右手首を骨折し、ガラス片が入り込んだために緊急手術を受けているという。先発予定の香川を含め他選手にケガはなかった。

 事件当時、バス後方に座っていたGKロマン・ビュルキ(26)は一部メディアに「ホテルを出発して大通りに出たときに大きな爆発が起きた。爆発の後、みんなバスの中で身をかがめ、床に伏せていた。僕らはみんなショックを受け、そのときは誰も試合のことを考えていなかった」と恐怖体験を振り返った。

 地元警察は、道路脇の植え込み付近に爆発物が仕掛けられていた可能性が高いとし、「サッカー選手を狙った攻撃」とドルトムントを狙ったものとの認識を示した。クラブ側は欧州サッカー連盟(UEFA)と警察当局などと協議し、モナコ戦の延期を決定。翌12日(日本時間13日)に行われることになった。

 ヴァツケCEOは事件後にトーマス・トゥヘル監督(43)と話し合ったときの様子について「1個の爆発があったとき、近くに座っていたのでショックを受けているようだった」とコメント。さらに「チームも全員、ある意味でショックにより麻痺している。今日の経験を忘れることはできない」と、選手たちにも大きな動揺が広がっていることを明かした。

 それでも翌日には厳重警備の中、モナコ戦は強行される。

 ヴァツケCEOは「簡単ではない。明日試合をしなければならない。我々はそれを解消するようにしなければ。ドルトムントは立ち向かう状況が困難なほど、強さを示すクラブだ。このような危機に直面した選手はさらに強い団結を示すだろう」と力を込めた。

 卑劣なテロに屈しないためにも、香川がゴールを決め、地元に明るい話題を振りまく。

最終更新:4/12(水) 21:01
東スポWeb