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ルネサス、IoT末端デバイスへAIを組み込める新技術「e-AI」を開発 2017年6月提供開始

4/12(水) 17:10配信

@IT

 ルネサス エレクトロニクスは2017年4月11日、ディープラーニングの学習結果を組み込み機器に実装する新技術を開発したと発表。その第1弾として、Eclipseを基にした同社のマイクロコントローラー(MCU)/マイクロプロセッサ(MPU)向け統合開発環境「e2 studio」に対応したプラグインの機能限定版を2017年5月末、正式版を2017年6月末に提供を開始する。

 同社では、IoT(Internet of Things)デバイスへAI(Artificial Intelligence:人工知能)技術を内蔵する「e-AI(embedded-Artificial Intelligence)」を注力技術の1つと位置付け、MCUやMPUにe-AIを実装する技術開発に取り組んでいる。

 今回開発した技術は、以下3つの要素で構成される。

・オープンソースのディープラーニングフレームワーク「Caffe」や「TensorFlow」の学習済み情報を、MCU/MPU統合開発環境でビルド可能な形式に変換する「e-AIトランスレータ」の開発
・e-AIトランスレータの出力結果から、AI情報の実装対象であるMCUやMPUの情報に基づいて、必要なROMやRAMの容量とAIの推論実行処理時間を算出する「e-AIチェッカ」の開発
・ディープインサイトなどが提供する組み込みシステム向けAIフレームワークを、ルネサス製MCU/MPUにつなぐ「e-AIインポータ」の開発

 これらを利用することで、ルネサス製のMCU/MPU向け統合開発環境とディープラーニングフレームワークを接続できる。RZファミリー、RXファミリー、RL78ファミリー、Renesas Synergyマイクロコントローラーといった同社のMCUやMPU上でAIの実行を可能にする。

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最終更新:4/12(水) 17:10
@IT