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バイエル薬品社員、無断でカルテ閲覧 厚労省、行政処分を検討

産経新聞 4/12(水) 7:55配信

 大手製薬会社「バイエル薬品」(大阪市)の複数の社員が、薬に関するアンケートの中で、患者の個人情報が記載されたカルテを無断で閲覧していたことが11日、分かった。同社は外部有識者を交えて詳しい事実関係を調査。厚生労働省は、個人情報保護法などに違反する可能性もあるとみて調べ、行政処分も検討している。

 同社や厚労省などによると、同社は平成24年1月、血栓症治療薬「イグザレルト」の販売承認を取得。同年2月から25年まで、他社も販売する血栓症治療薬について、医薬品の形状や服薬回数などを調べるため、宮崎県内にある一診療所の医師の協力を得て患者へのアンケートを実施した。

 その際、営業社員3人が、アンケートに答えた患者約200人分のカルテの一部を、患者側の同意があるかどうか確認しないまま医師から閲覧させてもらい、エクセルシートに転記。カルテにはがんや認知症などアンケートと関係のない個人の病歴に関する情報も含まれていたという。

 この情報を使った調査結果を国内の医学誌に掲載したが、不適切な手法や調査の実施主体が明記されていなかったことから、昨年1月に取り下げられた。

 厚労省は昨年7月末、同社の社員からの内部告発を受けて事態を把握。この日の閣議後会見で、塩崎恭久厚労相は「極めて遺憾なことだ。必要に応じてしかるべき対応を取らなければならない」と述べた。

 バイエル薬品は「患者に深くおわびします。社員教育を一層強化します」とコメントした。

最終更新:4/12(水) 8:05

産経新聞