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関取最年長38歳・安美錦、夏場所へ充実「稽古する人が強くなる」

スポーツ報知 4/13(木) 7:33配信

 関取最年長の38歳の西十両12枚目・安美錦=伊勢ケ浜=が、大相撲の春巡業で精力的に稽古を積み重ねている。巡業4か所目の兵庫・宝塚市から土俵に上がり、若手に胸を出し始めた。9日の静岡市の富士山巡業で「当たり前のこと。部屋にいたら毎日稽古するんだから」と自然体を強調した。

 西前頭3枚目だった昨年の夏場所2日目、栃ノ心戦(春日野)で左アキレス腱を断裂。2場所連続で休場し、十両に陥落した。秋場所から出場したが、万全とは言い難い状態で関取の座を守ってきた。それから4場所目の今年の春場所では、復帰後最多の9勝。「体的にまだまだ。でも、良くなってきた感覚はある」。四股だけでなく、ゴムチューブを使うなど工夫を凝らしたトレーニングでケガを防ぐ体作りを続けてきた。

 今回の巡業は、春場所で逆転優勝を飾りながら左腕などを痛めた横綱・稀勢の里(田子ノ浦)を始め、十両以上の休場者が12人。常にケガと戦う力士を支えようと、相撲協会がトレーナーを1人増やし、計3人を配置。「体の負担を少しでも減らしていけたらいい」と小まめに治療を受けている。

 土俵下にいるときも幕下相手に助言を送るなど、キャリア20年の経験を後進に伝える姿が目立つ。「稽古する人が強くなる。支度部屋にいても強くならないんだよ」。有言実行でさらなる高みを目指す。(網野 大一郎)

最終更新:4/13(木) 7:33

スポーツ報知