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熊本に元気届け 熊本商高出身・北園選手が大垣ミナモ加入

岐阜新聞Web 4/12(水) 8:32配信

◆18歳「頑張る姿見て」
 ソフトボール女子日本リーグ2部の大垣ミナモソフトボールクラブに今季、熊本県の高校から加入した選手がいる。内野手の北園小百合選手(18)=熊本県宇城市出身、日本耐酸壜工業所属=だ。熊本地震から間もなく1年。「頑張る姿を見てもらい、少しでも元気を与えられる選手になりたい」と特別な思いを胸に活躍を誓う。
 北園選手は熊本商業高校を卒業。高校時代は1年からソフトボール部でレギュラーを務め、全国高校総体(インターハイ)の出場経験もある。
 震度7の揺れが2度襲った熊本地震。「パニックになり、家族で机の下に隠れた」。幸い家族や家は無事だったが、テレビで流れる映像に言葉を失った。見慣れた熊本城は崩れ、まちの景色が一変。多くの住民が避難生活を強いられた。
 学校は休校となった。家が損壊した同級生もおり、「友達と会って部活をして、次の日が来る。そんな当たり前のことが当たり前じゃないと実感した」。何か力になりたいと、全国から届いた支援物資を振り分けるボランティアに参加した。
 約1カ月後、久しぶりに再会した仲間の元気な姿に自然と笑みがこぼれた。「またソフトボールができることがうれしかった。みんなで声を掛け合って練習した」と振り返る。「がんばるばい熊本」のステッカーを部員全員がかばんに貼って励まし合った。
 県大会は準優勝に終わり、インターハイ出場を逃したが、卒業後もソフトボールを続けたいと昨年6月、ミナモへの入団を決めた。その後、試合中に左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがを負うも競技を続けるため、10月に手術を受け、今年3月、岐阜に来た。
 チームは現在、念願の1部昇格を目指し、練習に励んでいる。別メニューでの調整が続くが、走り込みや打撃練習など、激しい運動もできるようになってきた。「一つ一つのプレーに声を掛け合うチームの雰囲気に刺激を受けている。早くけがを治し、チームに必要とされる選手になりたい」と意気込む。

岐阜新聞社

最終更新:4/12(水) 9:59

岐阜新聞Web