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“神宿る島”に最接近? 福岡・宗像市大島に定時観光バス運行

qBiz 西日本新聞経済電子版 4/12(水) 10:00配信

 今夏に世界遺産の登録可否が決まる「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」(福岡県宗像市、福津市)。沖ノ島に最も近い宗像市大島で4月から、構成資産を巡る観光バスの定時運行が始まった。世界遺産候補に決まった後、観光客が一気に増えたもののバス路線はなく、タクシーも1台だけ。島民は「魅力をより知ってもらい、島の活性化につながれば」と期待を寄せる。

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 大島には中津宮、沖津宮遥拝所(ようはいじょ)と2カ所の構成資産がある。中津宮は渡船ターミナルから歩いて5分ほどの距離だが、遥拝所は島のほぼ裏側にあたる。行き方が分からない観光客も多く、公共交通機関の整備が急務となっていた。

 観光バスは愛称「グランシマール」。宗像市が1年間の試行運転として、西鉄に委託する。予算額は900万円。渡船ターミナルを発着点に、遥拝所や島で最も標高が高い「御嶽山入口」などを巡る。ターミナルから大島交流館に向かう区間は右手に海が広がり、海中に朱色の鳥居が立つ観光名所「夢の小夜島」を眺めることもできる。

 午前10時15分から40~90分おきに6便を運行。途中で降りて観光を楽しみ、次の便に乗って戻ることも可能だ。運賃は1乗車300円、1日乗車券は700円。1日の出発式で、谷井博美市長は「バスが止まる砲台跡からの雄大な眺めや牧場など、構成資産以外の見どころも多い。試行運転後も、ぜひ継続させたい」と話した。宗像市商工観光課=0940(72)2211。

西日本新聞社

最終更新:4/12(水) 10:00

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