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強制執行妨害男に猶予判決 千葉地裁「嫌がらせ悪質」

4/12(水) 11:01配信

千葉日報オンライン

 会社で所有していた土地に残土やコンクリート片などを運び入れて強制執行を妨害した事件で、強制執行妨害罪に問われた千葉県茂原市高師、住宅設備機器販売会社社長、辻村佳典被告(59)の判決公判が11日、千葉地裁で開かれ、林寛子裁判官は「せめてもの嫌がらせとして残土を持ち込み悪質」などとして懲役6月、執行猶予3年(求刑・同6月)を言い渡した。

 判決で林裁判官は「土地を競落した債権者の態度に不満を抱いたという動機に酌むべき点は一切ない」と指弾。弁護側は「排出残土を搬入したのは、駐車場造成費の削減目的だった」などと無罪を主張していたが、林裁判官は「費用を削減するために残土などを持ち込むこと、それによって強制執行を妨害しようとすることは両立しうる目的」とし「執行官らに『せめてもの抵抗だ』などと発言しており、強制執行を妨害する目的があった」と結論づけた。

 判決によると、2015年12月の地裁の不動産引き渡し命令を受け、昨年3月2日の地裁一宮支部執行官の強制執行を妨害する目的で、同2月15日ごろから29日ごろまでの間、茂原市高師の土地にコンクリート片など計約16立方メートルを運び入れて3月2日まで放置し、強制執行費用を約40万円増大させた。

 辻村被告は昨年5月17日、茂原署に同容疑で県内で初めて摘発されていた。