ここから本文です

<我孫子女児殺害>警戒の中、入学式 保護者から不安の声も

4/12(水) 11:15配信

千葉日報オンライン

 千葉県我孫子市で殺害された小3女児の遺体が見つかった事件で、亡くなったベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん(9)が通っていた松戸市立六実第二小学校が11日、入学式を開いた。警察官や地域住民らに見守られながら、新1年生41人が初めて登校。いまだ見えぬ犯人像に、保護者は「しばらくは付き添いたい」などと不安を口にした。

 冷たい雨の降る中、同校では、新1年生は午前9時ごろから保護者とともに登校。教員や地域ボランティアは始業式と同様、通学路や校門前で警戒に当たった。下校時も10コースで集団下校を実施した。

 松戸市によると、入学式には体育館に学校関係者や在校生、新入生など約375人が出席。

 伊東隆志校長は式に先立ち、新入生の保護者に向けて「本校の児童が事件に遭うという悲しい出来事がありました」と事件に触れた上で、地域による見守り活動や職員引率の集団下校の実施を報告し、理解を呼び掛けた。また、式辞では「何か嫌なことがあったら、すぐ先生にお話しして。大勢の方がみなさんを見守ってくれています」などと新入生らに語りかけた。

 同校では5日の始業式以降、在校生がまとまって登校できるよう登校時間を午前8時以降の20分間に短縮。下校時は教員が引率して集団下校を続けている。

 わが子への期待とともに、保護者からは不安の声も。主婦(42)は「一緒に通うつもり。まだ1人で遊ばせるのはちょっと…」と表情を曇らせた。

 三男(7)が入学したパート女性(43)は「しばらくは付き添いたい」と話す一方で「先生の引率などもあるので少しは安心できる」とホッとした様子。同校5年の長女(10)と新入生の次女(6)の父親(43)は「姉妹で登校させるが不安。元気に通ってもらえるのが一番」と願った。