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「生命保険料の値上げ」は生命保険会社を圧迫し、「転換問題」の再発を予感させる。

マネーの達人 4/12(水) 7:11配信

2017年春からの値上げ

4月の初め頃に新聞やテレビなどを見ると、新年度から変わることの特集をやっております。

それらによると2017年度からは、

・ オリーブオイル
・ サラダ油
・ のり
・ 生乳などの食品
・ タイヤ
・ 国民年金の保険料
・ 燃油サーチャージなど

が値上げされるようです。

また生命保険(特に終身保険、学資保険、個人年金保険、養老保険などの貯蓄型)の保険料も、2017年度から値上げされることになり、それは次のような理由があるからです。

生命保険の保険料を決定する3つの予定率

生命保険会社が生命保険の加入者から徴収する保険料は、次のような3つの予定率を元に算出しております。

■(1) 予定死亡率

将来において性別や年齢別に、毎年およそ何人くらいの方が死亡するかは、「標準生命表」によって予測ができ、このようにして予測した死亡率を「予定死亡率」と言います。

■(2) 予定事業率

生命保険会社が事業を行っていくうえで必要となる経費(人件費、広告宣伝費、事業所の家賃など)が、どれくらいになるかを予測したものを「予定事業率」と言います。

■(3) 予定利率

生命保険会社は生命保険の加入者から徴収した保険料の一部を、国債や株式などの市場で運用して、運用益を上げており、こういった運用を通じて得られる見込みの利率を「予定利率」と言います。

予定利率が引き下げされると、保険料は値上げされる

この3つの予定率のうち、(1)の予定死亡率と(2)の予定事業率は、数値が引き上げされると、保険料は値上げされ、逆に数値が引き下げされると、保険料は値下げされます。

その理由として死亡する方が増えると、生命保険会社が支払う必要のある死亡保険金が増えるので、その分だけ保険料を値上げする必要があるからです。

また事業で必要となる経費が増えると、その増えた経費の分だけ、保険料を値上げする必要があるからです。

その一方で(3)の予定利率は、数値が引き上げされると、保険料は値下げされ、逆に数値が引き下げされると、保険料は値上げされます。

その理由として国債や株式などの市場で、運用益を上げることができなくなった場合には、生命保険の加入者から徴収する保険料を値上げして、少なくなった運用益の穴埋めをする必要があるからです。

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最終更新:4/12(水) 7:11

マネーの達人