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「検索」を汚染するアフィリエイトの闇 広告主をも騙す、ステマの手口

4/12(水) 13:18配信

BuzzFeed Japan

根拠不明のランキングや商品比較によるステマ行為が、上場企業を含む一部のアフィリエイト業者によって横行していることがBuzzFeed Newsの調査でわかった。それらはSEOによって、検索結果上位に表示されている。【BuzzFeed Japan / 井指啓吾】

化粧品や健康食品をインターネットで検索すると、「おすすめランキング」「商品比較」が載ったサイトが上位に表示される。

この情報が正しいとは限らない。

ランキングの順位や比較内容は根拠が曖昧で、医療情報を含む説明文に出典は示されていない。著者や監修者の明示もなく、問い合わせ先もない。

そんなサイトが検索上位に来るのは、昨年問題となったDeNAの医療情報サイト「WELQ」に通じる手法を使い、検索エンジン最適化(SEO)をしているからだ。

報酬と引き替えに、景表法や薬機法、健康増進法などに抵触する恐れのある“やらせ”ランキング・比較を作らせ、SEOで検索上位に表示させる。いわゆるステルスマーケティング(ステマ)。

その背景に、上場企業を含む複数のアフィリエイト広告会社が存在することが明らかになった。BuzzFeed Newsの取材に複数の業界関係者が証言し、一部の企業が倫理的・法的な問題がある可能性を認めた。

アフィリエイトとは?

アフィリエイトとは、ネット広告手法の1つ。

商品のPRのためにお金をだす「広告主」、広告主の商材をブログなどで紹介する「アフィリエイター」、両者を仲介する「アフィリエイト広告会社(ASP)」で成り立つ。

アフィリエイターはブログなどのウェブサイトで広告主の商材を紹介。そのサイト経由で商品が売れたり、会員登録がなされたりした場合に、アフィリエイターはASPを通じて広告主から報酬を得られる。

ステマを強要するASP

アフィリエイトサイト・広告主のそれぞれの登録数で最大手のASPが、東証一部上場のファンコミュニケーションズだ。「A8.net」というサイトを運営し、アフィリエイターの募集から、アフィリエイト実践の指導まで手掛けている。

同社は2~3月、広告主であるMEJと組んでアフィリエイター向けのキャンペーンを実施した。

対象商材は、MEJが販売する健康食品「エイジングリペア」など3点。

キャンペーン期間中は通常よりも報酬が上がり、「プラセンタ 効果」「プラセンタ 口コミ」といった検索キーワードでサイトを上位に表示したアフィリエイターには、総額500万円のボーナスを支払うとしている。

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最終更新:4/12(水) 13:25
BuzzFeed Japan