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固定資産税誤徴収1億500万円 岡山・笠岡市が過去20年、返還へ

山陽新聞デジタル 4/12(水) 23:24配信

 岡山県笠岡市が土地の固定資産税を誤徴収していた問題で、市は12日、過大徴収額が過去20年で1億500万円に上ることを明らかにした。利息分5500万円を加え、今夏以降に返還する方針。

 市議会総務文教委員会協議会で説明した。市によると、家屋のある土地は同税を最大6分の1に軽減する特例があるが、実際には軽減していない土地が187件あり、うち170件は20年を超えて過大徴収していた。

 返還金について市は、地方税法に基づく5年分と、市要綱による5年分の上乗せで計10年分と定めている。ただ今回は、最高裁の判例などを参考に要綱を改正し、過去20年分を返す予定。利息は要綱に沿って年5%で算出し、計1億6千万円を6月補正予算案に組み込む方針。

 市税務課は「多くの納税者に多大な損害が生じた。信頼回復に努めたい」としている。

 過大徴収は昨年7月、家屋情報のデジタル化に向け、家屋課税台帳と航空写真を照合する作業中に発覚した。家屋がないのに固定資産税を軽減している過少徴収もあり、2016年度分で666件・約430万円が判明。市は事情を説明し、追加納付を求める予定。

最終更新:4/12(水) 23:24

山陽新聞デジタル