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<千葉文学3賞>千葉文学賞に凪野さん 児童文学賞は中村さんが選出

千葉日報オンライン 4/12(水) 12:10配信

 小説、随筆の優れた書き手の発掘を目指す2016年度千葉文学三賞(千葉日報社主催、県・県芸術文化団体協議会後援)の最終選考会が11日、千葉市内のホテルで行われ、第60回千葉文学賞に我孫子市、無職、凪野笙子さん(67)の「ホタル」、第58回千葉児童文学賞に野田市、マッサージ師、中村和子さん(65)の「走れ アンディー!」が選ばれた。第11回千葉随筆文学賞は入賞該当作品はなく、市川市、塾講師、川内加代子さん(65)の「體を張って」と、山武市、会社員、大谷八千代さん(39)の「野の花を見つめて」を佳作とした。

 最終選考会には山本鉱太郎、松島義一、大野彩子、宍倉さとしの4氏が出席。佐藤毅氏は体調不良のため書面での参加となった。千葉文学賞8編、千葉児童文学賞5編、千葉随筆文学賞7編を厳正に審査した。

 千葉文学賞の凪野さんの作品は、裁縫のアルバイトで近所の高齢女性宅に通うようになった主婦の心の変化を丁寧に描いた。「静かな物語の中に面白いことをうまく書き込めた」などと好意的な意見が多かった。

 千葉児童文学賞の中村さんの作品は、地域の犬仲間から「犬の民生委員」と頼りにされているアンディーの物語。「幅広い世代が興味を持ちそうな題材」などと評価された。中村さんは08年度千葉随筆文学賞を受賞している。

 千葉随筆文学賞は、夫が長年取り組んでいる途上国への国際貢献活動をつづった川内さんの作品と、千葉に咲く野の花と自分自身の姿を重ね合わせた大谷さんの作品が佳作となった。

 授賞式は25日に千葉日報社本社で開かれ、賞状と賞金(千葉文学賞30万円、千葉児童文学賞10万円、千葉随筆文学賞佳作各5万円)が贈られる。受賞作は本紙に全文掲載する。

最終更新:4/12(水) 12:10

千葉日報オンライン