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廃業した現代尾浦造船の下請け労働者、橋脚に上り20メートルの高所で「座り込み」

4/12(水) 7:21配信

ハンギョレ新聞

東洋産業開発所属の2人…大量解雇・構造調整の中止を要求 「下請け組合員のブラックリストに載り…就職排除された」訴えも 現代尾浦造船「やみくもに元請け会社に雇用保障を要求」と難色

 廃業した蔚山(ウルサン)現代尾浦造船の社内下請け会社の労働者2人が11日、大量解雇の中止と下請けの雇用保障を求め、高所座り込みに入った。

 全国金属労働組合・現代重工業社内下請け支会組織部長のチョン・ヨンス氏(42)と代議員のイ・ソンホ氏(47)はこの日、早朝5時に蔚山北区塩浦洞(ヨムポドン)の城内高架道路を支える20メートルほどの高さの橋脚の上に上がり、大量解雇・構造調整の中止▽労組活動の保障とブラックリストの廃止▽下請け組合員の雇用継承などを要求し、座り込みを行った。彼らは9日に廃業した現代尾浦造船の社内下請け会社である東洋産業開発の労働者だ。会社が廃業した後、約70人の所属労働者のほとんどが他の業者に雇用が継承されたが、彼らを含め下請けの労組に属した4人は排除されたことが明らかになった。

 彼らは「高所座り込みに突入して」という広報物を通じて「現代重工業と現代尾浦造船の構造調整が2年以上継続され、すでに2万人余りの下請け労働者らが追い出され、今後さらに1万人余りが解雇の危機に直面している。それでも正社員は希望退職として覆われた慰労金も受けて、一部補償も受けているが、下請け労働者たちはいかなる補償も慰労もなく追い出される羽目になる」と明らかにした。さらに、「基本給や手当てが削減され、残業や特勤がなくなり給料が半分に落ちてから6カ月を超えた。頼れるのは退職金だけだが、それも会社が4~5回廃業し継承される間にちゃんともらえない場合が多い」と訴えた。

 彼らはまた、「下請け労働者たちは労働組合で活動しているとの理由で元請けのブラックリストに載り、雇用継承と就職から排除されることもある。昨年の夏からこれまで下請けの労組の主な幹部の80%が会社の廃業でほとんどが解雇された。構造調整と物量の減少を理由に雇用継承から排除され、個別の求職でブラックリストにかかり新しく就職すらできない。ここに登る前に、現代重工業の社内下請け会社に履歴書を出して求職活動をしたが、元請けが直接阻んでいるため雇用が不可能だという回答を受けた」と打ち明けた。民主労総蔚山地域本部は、この日午後、彼らが座り込み中の橋脚の前で「非正社員撤廃、現代重工業・尾浦造船の大量解雇の構造調整糾弾」集会を開いた。

 現代尾浦造船は、「東洋産業開発所属の従業員約70人のうち60人は自ら社内外同種会社に再就職したが、一部はやみくもに元請け会社に雇用保障を要求している。協力会社の廃業による所属職員たちの被害の最小化のために様々な案を模索中だが、造船業界の現況が極度に悪化しているため困難がある」と明らかにした。

シン・ドンミョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:4/12(水) 7:21
ハンギョレ新聞