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沖縄の原風景、戦争題材に表現 版画家・絵本作家の儀間比呂志さん死去

4/12(水) 8:10配信

沖縄タイムス

 沖縄の原風景や戦争を題材にした作品を多数発表した版画家、絵本作家の儀間比呂志(ぎま・ひろし、本名・博)さんが11日午前3時15分、肺炎のため、大阪府内の病院で死去した。那覇市出身、94歳。告別式は15日正午から、大阪狭山市茱萸木(くみのき)1の277の1、セレモ大山で。喪主は長男・修(おさむ)さん。自宅は大阪狭山市。

 戦後大阪に移り住み、1946年から大阪市立美術研究所で洋画を学び、その後木版画の道へ。沖縄戦を体験した民衆の怒りや、アンマー(母)など土着的な沖縄にこだわって表現。56年沖縄で初の個展を開いた。

 71年に創作絵本「ふなひき太良」が毎日出版文化賞、76年創作絵本「鉄の子カナヒル」がサンケイ児童出版文化賞。80年版画集「戦がやってきた」でタイムス芸術選賞大賞を受賞した。2003年には原画を手掛けたゆいレール那覇空港駅の大型ステンドグラス「沖縄津梁の民」が「日本の鉄道-パブリックアート大賞特別賞」を受賞。12年に県功労者表彰。

最終更新:4/12(水) 8:10
沖縄タイムス