ここから本文です

観光人力車、本番見据え練習に熱/弘前

Web東奥 4/12(水) 20:59配信

 弘前観光コンベンション協会は12日、弘前公園で22日から試験運行する観光人力車の車夫を対象とした実地研修を同公園で始めた。時折、雪交じりの雨が降る中、参加者たちは新たな試みを成功に導こうと練習に熱を入れていた。
 車夫を務めるのは、市シルバー人材センターなどの9人。東京・浅草を拠点に人力車のイベントや製造販売を行う創業20年の「くるま屋」代表取締役の松岡文武さん(大鰐町出身)が指導に当たった。
 松岡さんは実際に使用される2台を前に、乗客の乗せ方や降ろし方、車止めや風雨時の幌(ほろ)の使い方などを丁寧に説明。「発車時に車体を持ち上げる際は、お客さまの方に体を向けてゆっくりと」などの助言に参加者たちは熱心に耳を傾け、メモを取ったり、積極的に質問したりした。
 この後、参加者は実際に人力車を引いて歩き、乗客の乗り降りの手順などを確認。
 渡部(わたなべ)茂さん(69)は「人力車は案外軽く、非常に楽に引けた」と述べ、「試験運行なので、今年が一番肝心。本番は花見客で混み合うので、前後左右に注意して事故を防ぎたい」と力を込めた。
 研修は21日まで行われ、人力車を引きながら公園内の名所を乗客に解説する観光ガイドの練習も行う。
 人力車事業は、社会実験として弘前さくらまつりが開幕する22日から11月15日まで運行し、観光ビジネスとしての可能性を探る。

東奥日報社

最終更新:4/13(木) 9:02

Web東奥