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野糞を続けて43年「奥さんよりウンコを選んだ」伊沢正名さんの信念 「汚物」に責任、「自然へ命を返す」

withnews 4/14(金) 7:00配信

 野糞を続けて43年。通算1万3千回以上も野糞を繰り返してきた伊沢正名さん(67)。「糞土師」を自称し、新著『「糞土思想」が地球を救う 葉っぱのぐそをはじめよう』(山と渓谷社)を出した伊沢さんに、野糞の神髄を聞きました。

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スズメバチに刺され、ヒルに血を吸われても

 ――これまでにどれぐらい、野糞をしてきましたか。

 1万3760回です(4月13日現在)。1974年からなので、野糞歴は43年になります。完全に野糞だけで過ごした最長記録は、2000年6月1日から2013年の7月15日までの13年間。最後は都内でお腹を壊して駅のトイレを使い、連続記録が途絶えてしまいました。

 21世紀に入ってからトイレを使ったのは、その時も含めて3回だけだったんですが、2015年に舌ガンで入院して病室のトイレを6回使い、合計9回に増えちゃいました。お陰でガンはよくなりましたけど、さすがにこれから13年の記録を破るのは難しいでしょうね。

 ――自然のなかですから、危険な思いをしたこともあるのでは。

 クロスズメバチに刺されたり、ヒルに血を吸われたり。サルに石を投げられたこともあれば、イノシシが寄ってきたこともありますよ。マムシやハブ、ヒグマとニアミスしたこともありました。

 ――人間と遭遇したことはありますか。

 人間が一番危ない(笑)。できるだけ人目を避けるようにしていますが、それでも出くわしてしまうことはあります。敵とどうやって対決するか。先に気がついた方が勝ちなんです。だから、野糞は人が来そうな方を向いてします。背後から来られるとマズイので、後は藪とかで守ってね。

 見られるのは恥ずかしいけど、見る方だって恥ずかしい。人が来たら、近づいて見られる前に、こちらからあいさつしてしまうんです。「おーい、こんにちは!」って。そうすれば、「ウンコをしながらニコニコあいさつしてくるなんて、コイツは危ないヤツだ」ということで、立ち去ってくれる。心理作戦ですよ。ハハハ。

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最終更新:4/17(月) 15:58

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