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バランスシート年内縮小、利上げ軌道変わらず=ダラス連銀総裁

ロイター 4/13(木) 2:24配信

[フォートウォース(米テキサス州) 12日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は12日、米連邦準備理事会(FRB)は「緩やか、かつ忍耐強く」利上げを進めながら、年内にもバランスシートの縮小に着手することが可能との認識を示した。

総裁は「個人的には早ければ年内にもバランスシート縮小に着手できると思う」とし、市場への影響を抑えるため、段階的な縮小が望ましいと述べた。

ただ、年内にバランスシート縮小に着手しても、利上げ軌道が変わることはないとの立場を表明。今年3度の利上げはなお「基本シナリオ」と述べた。

FRBはバーナンキ前議長時代の2013年に、バランスシート政策の変更を示唆して市場の動揺を招き、金融政策の正常化に遅れが生じた経緯がある。そのためFRB当局者は、市場を再び混乱させることは回避したい意向だ。

総裁はまた、広範な失業率データは労働市場に依然としてゆるみが残っていることを示しているとしたが、引き締まりつつあると述べた。

3月の失業率は4.5%と、大半のFRB当局者が完全雇用と見なす水準を下回っている。総裁は「まだ完全雇用には達していないが、近づいている」とした。

また、インフレ率は上昇しているため、FRBは金利を引き上げるべきだと指摘。ただ、高齢化など構造要因の逆風を踏まえると、経済成長は過去よりも鈍るだろうとした。

その上で、「われわれには、緩やかかつ忍耐強く利上げする余裕がある」と話した。

総裁は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。

最終更新:4/13(木) 2:24

ロイター