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民生、ポルノら豪華13組のアーティスト参加&武部聡志プロデュースによる吉田拓郎トリビュート発売

4/13(木) 11:00配信

エキサイトミュージック

豪華アーティスト陣が参加した吉田拓郎の名曲をカバーしたトリビュートアルバム『今日までそして明日からも、吉田拓郎 tribute to TAKURO YOSHIDA』が6月7日に発売されることが発表になった。

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今年4月で71歳になるポップ界のパイオニアである吉田拓郎。この企画アルバムは、音楽プロデューサーの武部聡志氏が吉田拓郎の古希のお祝いのプレゼントに生まれた企画。

1970年代から日本ポップス界のパイオニア的存在として多くのアーティストに影響を与えながら、時代の先陣を切ってきた吉田拓郎。そんな吉田拓郎の軌跡を辿り、世代を越えた今を代表するアーティストたちが、新たな息吹を吹き込み珠玉の楽曲が新たに蘇生された。参加アーティストと楽曲は以下の通り。

≪リリース情報≫
Tribute Album
『今日までそして明日からも、吉田拓郎 tribute to TAKURO YOSHIDA』
2017.06.07リリース
¥2,800(税抜)

[収録楽曲 / 参加アーティスト]
1. 奥田民生 / 今日までそして明日から
2. chay / 結婚しようよ
3. Mrs. GREEN APPLE / 流星」
4. 寺岡呼人feat.竹原ピストル / 落陽
5. 鬼束ちひろ / 夏休み
6. 一青 窈 / メランコリー
7. 井上陽水 / リンゴ ※既発音源
8. 高橋真梨子 / 旅の宿 ※既発音源
9. 徳永英明 / やさしい悪魔 ※既発音源
10. 織田哲郎 / おきざりにした悲しみは
11. THE ALFEE / 人生を語らず
12. ポルノグラフィティ / 永遠の嘘をついてくれ

全12曲、各アーティストが想い想いのアレンジで吉田拓郎の楽曲を独創的に料理した非常に面白い内容になっているとのこと。また、吉田拓郎の新しい発見と可能性に満ちたアルバムにもなっているそう。

なおアルバムタイトルは世の中の仕掛け人、小山薫堂氏に考案してもらったもので、参加アーティストのファン層を超えた老若男女、聞き逃せない1枚となりそうだ。

≪企画制作プロデユーサー武部聡志 コメント≫
2016年4月に70歳、古希を迎えられた吉田拓郎。
言わずもがな、日本のポップス史を語る上で欠かすことの出来ないパイオニアである 。
そんな拓郎さんのお祝いをトリビュートアルバムという形でさせて欲しいと申し入れたのが2016年1月。
いつものように眼鏡の奥から優しい目をのぞかせつつもクールに「武部に任せたよ、好きなようにやりなよ」と言って貰えました。

それから1年半がかりでこのアルバムが完成することになり、感無量です。
彼が生み出してきた名曲の数々を、世代を越えたアーティスト達が新しい解釈でパフォーマンスする華やかなアルバムに仕上がったと思っています。

いわゆるJポップ以前の日本のロック・フォーク・ニューミュージックなどの流れを切り開き、あとに続くアーティスト、ミュージシャン、スタッフ、あらゆる音楽に関わる人々に影響を与えた吉田拓郎。
僕自身、彼と出会った事で、その後の音楽人生が大きく変わりました。
そして、音楽に対する情熱を持ち続けることの大切さを教えられました。

吉田拓郎と同じ時代を生きた世代から吉田拓郎を知らない世代まで、このアルバムに収められた曲達を「今」の作品として楽しんで頂けたら嬉しいです。
拓郎さん!! これからも元気で、ますますロックな吉田拓郎でいてくださいね!!

≪参加アーティスト コメント≫
■奥田民生
高校の先輩のトリビュートアルバムに参加できる人間が、世の中に何人いるでしょう?と、しみじみ思っています。
ありがとうございました。

■この度、吉田拓郎さんのトリビュートアルバムに参加させていただき、とても嬉しく光栄に思います。
「結婚しようよ」は、長年歌い継がれている名曲だからこそのプレッシャーがありましたが、尊敬する武部聡志さんや素晴らしいミュージシャンが奏でる気持ちの良い音とグルーヴに身を任せて自分らしく歌うことができました。
お互いが自然に惹かれあい、愛し愛されプロポーズをされるという微笑ましい情景を思い浮かべ、思わず私も「エクボ」が出てしまいました。
武部聡志さんのアレンジによって、原曲とは一味違ったロックテイストの「結婚しようよ」を楽しんで聴いてください。

■Mrs. GREEN APPLE 大森元貴
今回、名だたる方々の中で僕たちMrs. GREEN APPLEが吉田拓郎さんの楽曲をカバーさせていただけるというのはもう本当に信じられないくらいにとても嬉しく、光栄です。
僕の父が吉田拓郎さんの大ファンで、本当に喜んでくれています。
それがまたとても嬉しく思います。

■寺岡呼人
同じ広島の大先輩、吉田拓郎さんのトリビュートに参加させていただき、ありがとうございます。
そして「『落陽』を竹原ピストル君の声で聞きたい」
その希望が実現するなんて、こんなに嬉しいことはありません。
永遠の名曲を目一杯リスペクトさせていただきました!

■竹原ピストル
拭い去りようのない緊張もそのままに、とにかく精一杯歌わせていただきました。
寺岡呼人さんにお声掛けいただいたことも含め、ただただ光栄です。
この貴重な経験に恥じぬ音楽活動をしていけるよう、精進していこうと思います。
本当にありがとうございました。

■鬼束ちひろ
両親が吉田拓郎さんの歌をよく聴いてました。
いい親孝行になりました。

■一青 窈
なんて劇場型の女を格好良く描いた曲なんだろうと思ってなにがなんでもこの曲を歌いたくて武部さんにアレンジをお願いしました。
ポルトガルのロカ岬を望む酒場でひとり、女がワイングラスを片手に佇んでいる様子をイメージして少しスパニッシュ風にアプローチしてみました。
さようならなんて言うつもりじゃなくてまるで誰かに言わされたみたいにとつと口をついて出た事があなたにもあるはず。
最果ての場所に行ってみたくなる時が女にはある
そんな女のための応援歌だと思います。

■高橋真梨子
昔から大ファンな拓郎さんは会うと頼れる兄貴のようで本当に優しく、愛情あふれる温かな方です。
拓郎さんが歌う哀愁あふれるこの歌を女性の目線からみた情景として歌ってみたいと思い2年ほど前にカバーさせていただきました。

■徳永英明
吉田拓郎さんとのレコードでの出会いはかなり遅くて、『シンシア』が最初だったようです。
今回は「やさしい悪魔」をカバーさせていただきました。
キャンディーズというより吉田拓郎さんの口調に近い譜割で歌わせてもらった記憶があります。
拓郎さんと「やさしい悪魔」でコラボできる日を待ちわびております。

■織田哲郎
拓郎さんの曲をカバーする。
これは私にとってなかなか過酷なチャレンジでした。
ずっと言っていることですが「歌」とは結局のところ「声」です。
声の説得力。
それがもっとも重要であり、他の要素なぞすべておまけみたいなものです。

そして日本のシンガーで声の説得力が最もあるのは拓郎さんである、
というのが持論です。

それをカバーだと?なんと大それたことを。
でも、させてもらっちまいました。私なりに。
拓郎さんに最大の愛とリスペクトを込めて。

最初普通に歌ったら「なんだか違うな?」と思い、結局10時間酒を飲み続け、仮眠してすぐ歌ったテイクがこれです。
実は普段から泥酔すると、この歌がいつも脳内で鳴っていました。
そんな私の脳内で鳴っていたサウンドに近いものができたと思います。

■THE ALFEE 高見沢俊彦
人生を語らず……僕らが拓郎さんに出逢ったのは80年代初頭。
海のものとも山のものとも知れない3人を、拓郎さんは目をかけてくれた。あるとき拓郎さんが「いいか、絶対にお前らは売れる! だから今をガンバレ!」「本当ですか?」「あぁ本当だ! ただし、音楽以外でな!」「……」。
瞬間、倒れそうになったが何とか3人でこらえた。
夜になれば、お酒の飲み方や、素早い店の移動など僕らは拓郎さんから、色々な事を学んだ。
そんな、拓郎さんは今でも変わらない。
僕らの前には常に、人生を語らず……吉田拓郎さんがいる。 

■ポルノグラフィティ 岡野昭仁
広島の大先輩の作品をカヴァーさせてもらえるなんて、身に余る光栄であります。
お二人のレジェンドで紡がれた作品は、あまりにも眩しすぎるのですが、それに少しでも近づけるよう、魂込めて歌わせていただきました。

■ポルノグラフィティ 新藤晴一
トリビュートに参加させていただいてありがとうございます。
自分たちにはない世界観で、とても楽しくレコーディングができました。

≪音楽評論家・田家秀樹氏による楽曲解説≫

■M-1. 今日までそして明日から / 奥田民生
やはり企画した時からの人選だったのが奥田民生。
吉田拓郎とは広島の同じ高校の先輩後輩。
年齢差は19歳。
オリジナルは71年のシングル。
エレックレコードからCBSソニーへの移籍第一弾だった。
ハモニカとギターというシンプルなスタイルの心象風景の吐露。
奥田民生ならではの飾らない力強さにリスペクトが込められている気がする。
拓郎が卒業した広島修道大学(当時商科大学)にこの曲の歌碑がある。

■M-2. 結婚しようよ / chay
意外性という意味では90年生まれの彼女もそんな一人だ。
「でも、彼女のお父様がその頃の音楽が好きで、いろいろ聞いてましたね。この曲は僕が選んだんですが、彼女も歌うならこれと言ってくれたんです」。
72年1月発売、長髪のプロポーズソング。
歴史が変わった一曲だ。
オリジナルのカントリータッチが軽い8ビートに生まれ変わった。
武部聡志の師匠・松任谷正隆が初めて拓郎のレコーデイングに参加した曲でもある。

■M-3. 流星 / Mrs. GREEN APPLE
このアルバムの最大の収穫がこの曲ではないだろうか。
武部聡志が「今、一番気になっているバンド」というMrs. GREEN APPLEは、2015年にメジャーデビューした5人組。
ヴォーカル、ギターとソングライテイング担当の大森元貴は何と1996年生まれ。
拓郎とは50歳違う。
バンドがアレンジして武部聡志がストリングスを書いた。
オリジナルは79年のシングル。
発売時よりもその後の評価が高い。
まさに世代を超えて届いた歌だ。

■M-4. 落陽 / 寺岡呼人feat.竹原ピストル
ツアーでは欠かせない定番曲。
しかも初出となった73年のライブアルバム『LIVE73』弾いた高中正義のギターのフレーズが曲の代名詞のように定着している完成度の高い曲。
プロデュースは寺岡呼人。
彼が連れてきたのが竹原ピストルだった。
体当たりな弾き語りライブに評価がうなぎ昇りの76年生まれ。
男っぽさという側面でのうってつけの人選だろう。
バンジョーを入れたカントリータッチが新しい旅の味を出している。

■M-5. 夏休み / 鬼束ちひろ
男性の曲を女性が歌う。
彼女も意外な人選ということになるだろう。
壊れそうな繊細さで知られるシンガーソングライターが教科書にも載っている初期のスタンダードを歌った。
71年のライブアルバム『オンステージ・ともだち』の中で初披露。
自分の小学校時代のことを歌っている牧歌的な曲。
「彼女の方からこれが歌いたいと言ってきた」のだそうだ。
華麗なバンドサウンドは絵日記のようだった原曲に大人っぽい彩りを与えている。

■M-6. メランコリー / 一青 窈
ソングライター、吉田拓郎の中でも名曲に上げられるのがこれ。
76年、オリジナルの歌手は梓みちよ。
都会の女性の憂いを湛えたメロデイーは“女歌”の書き手であることを証明した。
武部聡志は「ポルトガルのファドのような世界にしようと思った」と言った。
彼が「拓郎さんに出会ってプロデュースワークが変わった」という例が一青窈。
「ともかく強いメロデイーを意識するようになった」。
この曲はそんな二人だからこそだろう。

■M-7. リンゴ / 井上陽水
吉田拓郎と井上陽水。動の拓郎と静の陽水と言われ並び立ったJ-POPの両輪。
何かと比較もされたライバル的関係でもある。
オリジナルは72年発売の『元気です』収録。
年間チャート2位の大ヒットアルバム。
2分足らずでありながら、字余りソングと言われた言葉のスピード感、ビート感に満ちたトーキングブルースのような曲調が衝撃的だった。
彼がこの曲をという選曲もさることながら、こんなジャジーな曲になったのも驚きだ。

■M-8. 旅の宿 / 高橋真梨子
たゆたうような幻想的なピアノとアコーステイックギター。
イントロだけで何の曲かを判別するかは至難の業だろう。
しかも歌っているのは女性である。
男の旅のロマンテイシズムを体現する代表的な曲が、女性が歌ってもそうなのだということを証明している。
オリジナルは72年発売のシングル。
「結婚しようよ」が爆発的にヒットした次のシングル。
5週間連続で一位を記録した。
アルバムは同年の『元気です』収録。

M-9. やさしい悪魔 / 徳永英明
吉田拓郎はカバーアルバムを最初に1位にしたアーテイストであることはあまり知られてない。
77年のアルバム『ぷらいべえと』は、セルフカバーも含むカバーアルバム。
キャンデイーズが歌ったこの曲も収録されている。
彼女たちの曲の中で最高傑作と評価の高いのがこの77年の曲。
デモテープから拓郎自身の三声のコーラスが出来上がっていたという。
徳永英明は、拓郎のバージョンを基に歌い直している。

■M-10. おきざりにした悲しみは / 織田哲郎
その人がどんな風にその曲に思い入れをしているか。
その強さがにじみ出ているのがこれだろう。
「最初は、プロデュースとして参加してもらおうと思ったんです。シンガーは彼に別の人を連れきてもらおうと。でも、自分で歌いたい、この曲を歌いたいという彼の強い希望でこうなりました」
「旅の宿」の後のシングル。決してシングル向きとは言えない苦みのある曲。
織田哲郎は1958年生まれ。
吉田拓郎と一回り違い。
思い入れ以外の何物でもなさそうだ。

M-11. 人生を語らず / THE ALFEE
武部聡志がこのアルバムを企画した時に、欠かせないと思った一組がTHE ALFEE。
公私ともに親交の深さでも知られている。
彼らが選んだのは、74年のアルバム『今はまだ人生を語らず』のメイン曲。
「自分たちのステージでもやれるような三声のコーラスにできる曲にしたいということでした」
代名詞のようだったシンセサイザーのイントロはハードロックギターとプログレッシブロックのようなコーラスになった

■M-12. 永遠の嘘をついてくれ / ポルノグラフィテイ
参加者の顔ぶれのバラエテイと選曲の意外性という点では、この曲も双璧だろう。
オリジナルは95年発売のアルバム『LONGVTIMEVNOVSEE』。
作詞作曲は中島みゆきである。
作詞と作曲を別個に依頼したことはあっても両方を一人のアーテイスト、しかもシンガーソングライターに依頼したのは初めてだった。
中島みゆきからのラブレターという解釈もある。
※この曲はシンガーとしての吉田拓郎にフォーカスを充てた作品である。ポルノグラフィティの二人が、吉田拓郎のヴォーカルに魅力を感じ、選曲してくれたSpecialなTrackです。

◎吉田拓郎 プロフィール
1946年4月5日生まれ、鹿児島県出身。
1970年デビュー。
1972年1月にリリースしたシングル『結婚しようよ』はヒットチャートの2位にランクされ、50万枚を超す大ヒット。
同年6月リリースのシングル『旅の宿』はチャートの1位を記録、売上げ60万枚を記録。
さらに同年7月発売のアルバム『元気です』では、アルバムチャート第1位を13週独占する。
1975年には、小室等、井上陽水、泉谷しげるとともにアーティスト自らがつくるレコード会社“フォーライフレコード”を設立したことでも知られる。
日本音楽史の中でシンガーソングライターの地位を確立させ、今でも多大な影響力をもつミュージシャンのひとり。
2016年、2年振りとなる首都圏ライブツアー『ブルボン presents 吉田拓郎 LIVE 2016』を開催し、10月27日に千秋楽公演を迎えた。