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マックス・リヒター、8時間におよぶ楽曲「スリープ」から編まれた1時間ヴァージョン『フロム・スリープ』をリリース

4/13(木) 20:14配信

CDジャーナル

 ポスト・クラシカル界の最注目人物のひとりであるマックス・リヒター(Max Richter)が、“眠るために”制作した1曲8時間の楽曲「スリープ」。この録音史上最長の楽曲から編まれた1時間ヴァージョン『フロム・スリープ』の国内盤(UCCH-1041 2,800円 + 税)が4月12日(水)より販売されています。

 現代クラシック、ポスト・クラシカルの世界で活躍しながら、バレエ音楽の制作や映画・ドラマなど様々な作品に楽曲を書き下ろし、活発に活動するリヒター。近年ではリドリー・スコットの息子であるルーク・スコット監督初長編作品「Morgan」や、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘リリー=ローズ・メロディ・デップが出演して話題の映画『ザ・ダンサー』の音楽を担当したほか、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品でアカデミー賞を受賞し日本でも5月に公開される映画「メッセージ」にも楽曲を提供し、注目を浴びています。

 2015年の作品「スリープ」は、昨年日本でも著書「あなたの知らない脳──意識は傍観者である」が出版された神経科学者のデヴィッド・イーグルマンの助言を受けて制作。1960年代のニューヨークのオルタナティヴ・シーンで行なわれていたリラックスするためのオールナイトのコンサートをヒントに、リスナーを眠りへと誘い、実際に眠っている間も聴き続けるための8時間の楽曲となっています。一方、その1時間ヴァージョンである『フロム・スリープ』は、覚醒中に楽しめるように編まれています。

 2016年には、400台以上のベッドが用意されたベルリンのテクノクラブ“Tresor”で深夜0時から翌朝8時までの8時間、寝ている来場者を前にリヒターと仲間たちが演奏し続けたライヴも敢行。ユニバーサル ミュージックのウェブサイトでは、現地で同ライヴに参加したジャーナリスト・中村真人によるイベント・レポートも公開されています。

最終更新:4/13(木) 20:14
CDジャーナル