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<第一生命HD社長>新規分野参入に意欲 健康増進支援など

毎日新聞 4/13(木) 0:18配信

 国内大手金融機関では最年少となる53歳でトップに就任した第一生命ホールディングス(HD)の稲垣精二新社長が、毎日新聞のインタビューに応じた。今後の事業展開について、「我々が想定していない分野でも(参入が)あり得る。チャンスがあればすぐに動ける体制を念頭に置きたい」と強調。生保や資産運用といった既存事業にとらわれず、新規分野に参入していく意向を示した。

 第一生命は昨年10月、国内外11の生保、資産運用会社を傘下に置く持ち株会社体制に移行。みずほフィナンシャルグループとの資産運用部門統合など、業種を超えた提携も進め、収益基盤の強化を図っている。

 稲垣社長はインタビューで、「情報通信技術(ICT)がどんどん高度化する中で、消費者の役に立てない会社は『持続性がない』というレッテルを貼られる」と危機感を表明。遺伝子情報に基づく健康状態の予測なども含め、ICTを活用した新たな技術を研究する社内チームを4月から専門部署に格上げしたことを明らかにした。

 その上で、「持ち株会社傘下では、必ずしも保険や保険に付随した業務でなくてもよい」と指摘。具体的な検討はこれからとしながらも、「健康増進支援など、保険の対象になる前の段階で価値を提供したい。株式価値を最大化できるよう(新規業務を)厳選する」と意欲を示した。【中島和哉】

最終更新:4/13(木) 0:18

毎日新聞