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「スパイダーマン:ホームカミング」の映画セットから分かった17の事実

IGN JAPAN 4/13(木) 12:04配信

「スパイダーマン:ホームカミング」の映画セットから分かった17の事実 - Part 1

※以下に映画「スパイダーマン:ホームカミング」の一部のネタバレが含まれる。

昨夏、私はアトランタにある「スパイダーマン:ホームカミング」のセットを訪問し、俳優のトム・ホランドとマイケル・キートン、監督のジョン・ワッツ、プロデューサーのエイミー・パスカルらが「ウォールクローラー」ことスパイダーマンをMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)版映画でどのように表現するかについて探ってきた。得られた主なメッセージは、新作でも昔ながらのピーター・パーカーが見られるが、アプローチは著しく新鮮で現代的なものになっているということだった。



私が数人の記者と共に新しいパインウッド・アトランタ・スタジオを訪れたのは、74日間の制作日のうち46日目のことだ。組まれていたセットには、「スパイダーマン:ホームカミング」のトレーラーを見た人なら誰でも見覚えがあるワシントン記念塔(未完成)や原寸大のスタテン島フェリー、戦闘中のスパイダーマンとヴァルチャーなどがあった。スパイダーマンはなぜか古い手作りのスーツを着ていた。
共同プロデューサーであり、マーベルの開発ディレクターでもあるエリック・キャロルは映画のあらすじを説明してくれた。私たちは、出演者や主要な制作メンバーからも本作について色々な興味深い情報を入手した。それでは、「スパイダーマン:ホームカミング」の映画セットで分かった17の事柄を紹介しよう。
(1)今回のスパイダーマンは「地平線視点」
他のMCU映画と違って、「ホームカミング」の制作陣は主人公のピーター・パーカーを、地平線からスーパーヒーローたちを眺めて育った者として描いている。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でスパイダーマンとしてのデビューを果たしたトム・ホランドはこう語った。「ピーターを『地面』に留めながら、この少年をちゃんとスーパーヒーローとして見せることが私たちのゴールです。この作品で最も大切なテーマの1つは、『15歳の少年が超人的なパワーを得たら何をするだろう?』ということです。映画の序盤では、自分が何者なのか、自分に何ができるのか、といった問いに対する答えをピーターは本気で探しますが、これは以前の作品ではあまり扱われてこなかった部分です。観客は、ピーターが試行錯誤を繰り返し、自分の力を正確に学んでいく様子を見ることになります」

(2)スパイダーマンは、マンハッタンの超高層ビル群の間を飛ばない
キャロルはこう説明してくれた。「スパイダーマンは、通常のバランス感覚を持つ一般の人たちと同様に、高所には恐怖を感じます。ですから彼は、私たちが知っているスパイダーマンに将来なるための努力をすることになりますが、本作では彼が5番街の空から颯爽と姿を現すことがありません。地上40階の高さを飛んでも平然と振舞う彼ではありません」。本作でのスパイダーマンは主にクイーンズ地区で活動している。つまり5~6階建ての高さが今の彼にちょうど良いのだ。修学旅行でワシントン記念塔に行くまでは……
(3)「アベンジャーズ」におけるニューヨークの戦いの影響が出始める
マイケル・キートン演じるエイドリアン・トゥームス(ヴァルチャー)も、より地面に近い視点からスタートしている。彼は大勢いるトップを目指す男の1人に過ぎない。最初の登場シーンでは自分が経営している便利屋が最初の「アベンジャーズ」映画で起きたニューヨークの戦いの後片付けをする契約を獲得し、大型案件を勝ち取ってラッキーだと彼は考えている。トゥームスとその部下たちはスタークタワーの影で働いているのだが、「ダメージ・コントロール」という別の組織が横入りしてプロジェクトを仕切ってしまう。これがきっかけでトゥームスは闇の道に進むこととなる。
「彼はある意味で犠牲者です」とマイケル・キートン。「彼は自分が犠牲者であると考えていますが、それはあながち間違いとも言えません。彼は、社会には上流階級があり、多くのものを獲得して全てを手にしている人がいると信じています。一方で、一生懸命働いているのに恵まれない人々も大勢います。現実の政治・社会情勢を見ても、実に誰にとっても馴染みのある話です」


(4)ヴァルチャーの羽根は、エイリアンの技術を拾って作られた
「ダメージ・コントロール」はニューヨークの戦いをはじめ、スーパーヒーローたちの戦闘で残されたエイリアンの技術や武器の破片を回収しようとしていた。彼らの任務はそれらの技術を安全に破壊または処理することだ。しかしトゥームスとその仲間たち(MCU版スパイダーマンのヴィラン、ショッカーとティンカラーを含む)がエイリアンの技術の価値に気づき、部品などを盗んだりして羽根を作る。この羽根が彼をヴァルチャーにすることとなる。彼らは技術をさらに盗むため、羽根を利用してダメージ・コントロールを襲撃する。
(5)ヴァルチャーは単なる「悪いファルコン」ではない
ヴァルチャーに関しては、アンソニー・マッキー演じるファルコンとの比較を避けること、または羽根付きリュックを背負った1人の普通の男にしてしまわないことが重要だった。そのため、ヴァルチャーの羽根を幅32~34フィートもある乗り物のようにしている。キャロルは羽根を「小さな飛行機」と喩えた。「これは、背負って羽根が飛び出すリュックサックではありません。ガントリーの上に置いてあり、ヴァルチャーはガントリーの上に乗って登らなければなりません。この羽根はとても大きくて、めっちゃクールなものです」。羽根はホバリングや超高速移動を可能にするエイリアンタービンであり、トゥームスの体の周りに繭を作ってヴァルチャーが敵に飛び込むことを可能にする装置でもある。

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最終更新:4/13(木) 12:04

IGN JAPAN