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「ゾゾフリマ」6月サービス終了 メルカリ一強のフリマアプリ

4/13(木) 17:30配信

ZUU online

スタートトゥデイ <3092> のフリマアプリ「ゾゾフリマ」が2017年6月30日をもってサービスを終了する。2015年12月にサービスを開始したが、売上高は伸びず、わずか1年半でのサービス終了となる。フリマアプリ市場への参入企業は多いが、現状はメルカリの一強状態だ。

■ 返品の影響で売上高はほぼゼロ

「ゾゾフリマ」は2015年12月のサービス開始以降、アプリダウンロード数は800万を超え、取扱高も伸ばしていた。しかし、肝心の売上が伸びず、サービス終了に追い込まれる事となった。

スタートトゥデイの2017年3月期第3四半期決算によると、4~12月の同社のフリマ事業取扱高は6億6600万円であった。しかし、売上高は返品の影響によりほぼゼロとなっている。

「ゾゾフリマ」はフリマアプリでは後発組となるが、「ZOZOTOWN」の知名度と同社のデータベースを活かした衣料品出品の手軽さを武器に成長が期待されていた。しかし、思うように数字は伸びず、メルカリの牙城を崩す事は叶わなかった。

■圧倒的地位を築くメルカリを崩すサービスは現れるか?

フリマアプリはCtoC事業と呼ばれ、個人間の取引のプラットフォームを提供するビジネスである。フリマアプリという場を提供し、取引成立の際に一定の手数料を得るビジネスモデルとなる。

フリマアプリではメルカリが圧倒的なシェアを誇る。アプリダウンロード数は4000万を超え、月間取引高は100億円以上、年間で1000億円を超える取引高を誇る。「ゾゾフリマ」との規模の違いは数字を比較すれば明らかである。

メルカリの牙城を崩そうと多くの企業がフリマアプリ事業へ参入しているが、「ゾゾフリマ」のように撤退するサービスも少なくない。LINE <3938> は2013年から行っていた「LINE MALL」というサービスを2016年5月末で終了している。エニグモ <3665> 傘下の「STULIO」も2016年1月にサービスを終了するなど、多くの企業がメルカリに敗れ撤退を余儀なくされている。

足下のフリマアプリ市場でメルカリを追いかけるのは楽天 <4755> の運営する「FRIL」と「ラクマ」である。しかし、両サービスのアプリダウンロード数は合計で1000万件強であり、年間取引高も数百億円規模とメルカリとの差は依然大きい。オークションサイト「ヤフオク!」を運営するヤフー <4689> もメルカリを意識して、「ヤフオク!フリマ出品」というサービスを始めている。

フリマアプリは取引高と出品数の多さが更なる顧客を呼ぶ為、一度築かれたメルカリの牙城は簡単には崩れない。また、個人間取引は問題も多く生じる為、その対策も講じる必要がある。メルカリは200人体制で商品の監視や返品対応にあたっており、後続企業にはそのコストも重荷となる。

目下の注目は米Facebookの参入である。2016年10月に米国、英国等4カ国でフリマ
機能を追加しており、今後日本への参入も検討していると見られる。国内フェイスブックユーザーは3000万人程度と見られ、その規模を活かした攻勢はメルカリの脅威となり得る。

「ゾゾフリマ」のように終了するサービスも多い中、新たなサービスがメルカリに照準を合わせる。(ZUU online編集部)

最終更新:4/13(木) 17:30
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