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【巨人】村田、13年ぶり代打弾からそのまま三塁、マギーが二塁の超攻撃的布陣

スポーツ報知 4/13(木) 5:03配信

◆巨人5―9広島(12日・東京ド―ム)

 巨人は首位攻防第2ラウンドで1位・広島に2試合連続の逆転負け。今季初の3連敗、初のカード負け越しを喫した。

【写真】うなだれる内海

 先発した内海が新井とエルドレッドに2イニング連続で2発ずつ被弾し、3回6失点でKO。しかし5回、村田が13年ぶりに代打弾を放ち反撃に転じると、6回からは「二塁・マギー」の超攻撃的布陣を敷き、ネバーギブアップの姿勢を見せた。広島は1分けを挟んで9連勝。だが、いつまでも、神られっ放しじゃいられない。由伸巨人よ、カープを止めろ。

 出番に飢えた男が、勝利への執念をバットに込めた。村田の一振りがチームを明るくした。5点を追う5回1死二、三塁。宮国の代打で登場すると、ドームが沸いた。興奮の中、床田のフォークを左翼ポール際に放り込んだ。「少しでも点を返さないといけない。ああいうところで仕事をするためにやっているので」。今季1号3ランは、横浜(現DeNA)時代の04年5月27日の阪神戦(甲子園)以来、自身13年ぶり2本目の代打弾。反撃ムードが高まった。

 8連勝中と勢いに乗る広島に食い下がるため、由伸監督はこの夜、積極的に動いた。試合の中盤に早々と切り札の村田を代打起用し、6回の守備からは秘策を解禁。そのまま村田を三塁に入れ、三塁のマギーが二塁に回る超攻撃的布陣を敷いた。危機管理として2月のキャンプで練習していたが、実戦では初。「今日みたいな(劣勢の)時には」と指揮官は最後までファイティングポーズを取り続けた。

 昨年は優勝したカープに17・5ゲーム差の2位に終わった。「神ってる」快進撃に圧倒されたが、今年の巨人は簡単に終わらない。前夜も逆転された直後の6回、代打・亀井の適時打などで一度は3点差を追いつく粘りを見せた。この日も序盤の大量失点で一方的な展開になりかけたが、反攻で嫌な流れを引き戻した。結果的に敗れたが、途中出場の36歳が存在感を発揮。昨季との違いを見せつけた。

 マギーにスタメンの座を譲る村田は「いけと言われたらいけるように、準備しておかないといけない」と試合前練習では若手と同じ量のノックを受ける。試合中は、同じく代打が役割の亀井や脇谷と相手投手の特徴を意見交換。高い意識で出番を待ち、岡本や石川ら後輩に背中で示す。ナインはその苦労を知っているからこそ、打てば盛り上がる。相乗効果は計り知れない。

 試合後、由伸監督は「二塁・マギー」の超攻撃的布陣について「あまり考えてはいないですけどね」とあくまでオプションの一環と強調した。それでも、ブルワーズ時代の09年に二塁で22試合に出場経験のある助っ人は「同じ野球だ。何も驚きはない」と断言。今年の巨人は層が厚い。ひと味もふた味も違う嫌な印象を、広島に植えつけた。

 全て逆転負けで今季初の3連敗となったが、広島も守護神・中崎が登録抹消されるなど、リリーフ陣は万全と言えない。巨人は昨季、攻撃陣が貧打に苦しんだが、今季は活発だ。まずは13日の第3ラウンド。投打がかみ合えば、必ず光は見えてくる。(片岡 優帆)

最終更新:4/13(木) 13:28

スポーツ報知

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