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業界初の感震機能を内蔵するブレーカー登場、地震火災の対策に

4/13(木) 13:10配信

スマートジャパン

 政府の調査によると東日本大震災で発生した火災の66%は「電気関係の出火」が原因だ。その多くは地震が発生した後、送電が復旧した際に消し忘れたストーブなどが自動的に作動することで起きる二次火災とみられている。

 こうした火災を防ぐには、ブレーカーの電源を落とすのが有効だ。近い将来、日本では高確率で大規模地震が発生すると予測されており、政府は地震火災の防止に向け、揺れを検知した際に自動的にブレーカーを落とす「感震ブレーカー」の普及を推進している。設置に補助金を支給する自治体も増えている。

 日東工業はこうしたニーズに向けて、感震リレーとブレーカーが一体化した「感震機能付ブレーカー」を開発した。感震リレーと分電盤がセットになったブレーカーは、業界初の製品だという。

 感震機能付ブレーカーは、家庭用分電盤と産業用分電盤の双方に対応する。感震リレーとブレーカーが一体となっているため、一般的な家庭用分電盤と同じレイアウト、分岐回路数で感震機能を追加することができる。増設用タイプも展開する予定で、こちらは既設分電盤の一次側(電線からの入力側)に取付けられる。そのため、家庭用分電盤と産業用分電盤を含め、さまざまなメーカーの分電盤に対応できるようにした。

 震度5強相当以上の地震波感知するとブレーカーを自動遮断する。自動遮断までの時間は3分、1分、即時から選択できる。地震波感知から自動遮断までの間に停電が発生した場合は、復電時にブレーカーを自動遮断する。停電後8秒以内に地震波を感知した場合にも復電時に自動遮断を行う仕組みだ。

 日東工業は2017年8月から販売を開始する計画だ。価格は新設用が4万2000円から、増設用は3万1000円から。年間1万台の販売を目指すとした。