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ドルは108円後半で上値重い、トランプ米大統領がドル高けん制

ロイター 4/13(木) 12:19配信

[東京 13日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル安/円高の108.83/85円だった。地政学リスクへの警戒感がくすぶる中、トランプ米大統領のドル高けん制発言が加わり、ドル/円の上値は重かった。

ドル/円は朝方に下押しが強まり昨年11月17日以来、5カ月ぶりとなる108円台に下落した。トランプ大統領の「ドルは強くなりすぎている」などの発言が伝わり、ドルが主要通貨に対し下落した。

トランプ氏は米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、ドルの強さに懸念を表明するとともに、連邦準備理事会(FRB)が政策金利を低く維持することが好ましいとの見方を示した。中国を為替操作国とは認定しない方針を明らかにしたほか、来年任期が切れるイエレンFRB議長の再任の可能性にも含みを残した。

東京市場では国内輸入企業のドル買いが出たものの「前の日に比べると細っている」(国内金融機関)といい、模様眺めの様子がうかがえた。投機筋に加え、機関投資家からもドル売りが出て、上値を重くした。

正午にかけてドルは108円後半でのもみ合いとなる中、テクニカル的なサポートとされた200日移動平均線108.75円を割り込んで一時108.73円に下落した。

15日に故金日成主席生誕105周年を控えて、北朝鮮が何らかの動きに出ないか警戒感がくすぶっている。欧米でイースター休暇を控えていることもあり「目先でドルを積極的に買う材料は見当たらない」(国内金融機関)との声も聞かれた。

最終更新:4/13(木) 12:19

ロイター