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ロマン主義から印象派…西洋絵画の名作70点厳選 広島県立美術館

産経新聞 4/13(木) 7:55配信

 イギリスのロマン主義、ターナーからフランスの印象派、モネまで19~20世紀の西洋名画を紹介する展示会「ターナーからモネへ」が、広島市中区の県立美術館で開かれている。1907年に設立されたイギリスのウェールズ国立美術館が所蔵する作品の中から約70点を厳選。西洋絵画の名作の数々が来館者を魅了している。

 ターナーの油彩画『難破後の朝』(1840年頃)は、よく訪れていたイングランド南部の沿岸地方の宿の窓からみえる眺めを描いたとされる作品。海岸の風景で、砂の上に散らばる難破船の漂流物を身を寄せ合って調べる人々の姿が見える。

 一方、モネはイタリアのベネチア滞在中、島のほとんどが修道院のサン・ジョルジョ・マッジョーレ島を連作として描いており、今回展示された油彩画『サン・ジョルジョ・マッジョーレ、黄昏』(1908年)は、ウェールズ国立美術館が所蔵する同一主題2点中の1点。日没時のベネチアの潟(ラグーン)が、眩いばかりの色調の拡がりとともに描かれている。

 こうした名作に来館者は間近に迫り、細部の表現に至るまで感心した様子で鑑賞している。

 ほかにも、写実主義のミレーやクールベの名作、印象派以降の画家の作品なども公開。山下寿水学芸員は「時代を映し、綿々と続いていく絵画史の流れをたどっていける貴重な機会」と説明している。

 入館料は一般1300円▽高・大学生900円▽小・中学生500円。来月28日まで。問い合わせは県立美術館(電)082・221・6246。

最終更新:4/13(木) 7:55

産経新聞