ここから本文です

米露、シリアめぐり応酬 外相会談も対立鮮明 国務長官はプーチン氏とも会談

産経新聞 4/13(木) 7:55配信

 【モスクワ=黒川信雄】ロシアを訪問した米国のティラーソン国務長官は12日、ロシアのプーチン大統領と会談した。国営ロシア通信が明らかにした。トランプ米政権閣僚による訪露は初めて。

 プーチン大統領との会談に先立ち、同日、ティラーソン氏と会談したラブロフ露外相は、米軍によるシリア攻撃を「違法」と主張し、追加攻撃を実施しないよう要求した。米国はアサド政権が化学兵器を使用したと断定してシリア攻撃に踏み切ったが、米露の対立が鮮明になった。

 会談冒頭でラブロフ氏は、6日に米軍がシリア中部の基地を巡航ミサイルで攻撃したことをめぐり、「同様の行為を繰り返さないことが原則的に重要だ」と強調。トランプ政権の「真意を理解する必要がある」と述べ、米側の一連の行動に強い不信感を示した。ラブロフ氏はまた、敵か味方かという「誤った選択」を迫るべきではないとも主張した。

 これに対しティラーソン氏は、米露間の「戦術的アプローチ」に相違点があることを認めた上で、今回の会談が「両国関係を肯定的な方向に進めることを願う」と述べた。

 ティラーソン氏は訪露に先立ちイタリアで行われた11日の会見で、ロシアがアサド氏を「信頼できないパートナー」と結論付けることを望むと発言し、ロシアに政策転換を迫った。これに対しプーチン氏は同日、化学兵器使用疑惑をめぐり国連の関連機関に調査を要請する考えを表明した。

最終更新:4/13(木) 7:55

産経新聞