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インド洋の安定確保で一致 日スリランカ首脳会談

産経新聞 4/13(木) 7:55配信

 安倍晋三首相は12日、スリランカのウィクラマシンハ首相と官邸で会談し、インド洋地域の平和と安定、繁栄の確保が共通の戦略目標であるとの認識で一致した。また、スリランカが同国南部ハンバントタ港を含む港湾の税関などを完全に管理し、その利用を商業目的とすることの重要性も確認した。

 安倍首相は会談で「シーレーン(海上交通路)の要衝に位置するスリランカとの関係を重視している」と強調した。ウィクラマシンハ氏は「スリランカの発展にはインド洋東西の地域の安定が重要であり、同じ考え方を持つ日本との協力はとても重要だ」と述べた。

 スリランカは、中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の主要参加国に位置づけられる。5月に北京で開かれる「一帯一路」に関する国際会議を前に港湾管理や海洋安全保障分野で日本との協調姿勢をアピールし、中国を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。

 日本としても、安倍首相が掲げる外交方針「自由で開かれたインド太平洋戦略」推進に不可欠なパートナーだけに、スリランカとの関係を強化し、中国傾斜を防ぎたい考えだ。

最終更新:4/13(木) 8:02

産経新聞