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<退位>有識者会議「皇族減 議論に期待」 最終報告固まる

毎日新聞 4/13(木) 21:19配信

 安倍晋三首相の私的諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」(座長・今井敬経団連名誉会長)は13日、第13回会合を首相官邸で開いた。天皇陛下の退位後の制度設計について詰めの議論を行い、最終報告の概要が固まった。最終報告は21日に首相に提出する。

 最終報告は、女性皇族が結婚後に皇族を離れることなどを念頭に「皇族減少への対策は先延ばしできない」として「国民、各界、各層で議論が深められていくことを期待する」と盛り込む。

 一方で、安定的な皇位継承には踏み込まない。会合後に記者会見した座長代理の御厨貴東京大名誉教授は「皇族数の減少は緊急の課題。まず国民的議論で喚起して、そこから後は次の課題ということでとどめている」と説明した。

 また、陛下の退位後の活動を巡っては、宮内庁が1月の会合で公的行為を「全て新天皇に譲る」と説明したことについて、委員から「その通りでよい」と了承する発言が出た。退位後の称号は「上皇」、皇后さまは「上皇后」、敬称はともに「陛下」とし、皇籍離脱は認めない。

 退位後に皇位継承順位1位の「皇嗣(こうし)」となる秋篠宮さまについては、「秋篠宮」の宮号(みやごう)を維持した上で、敬称を従来の「殿下」に「皇嗣」を加えた「皇嗣殿下」とする。

 予算や補佐機関は現在の皇太子さま並みに拡充する。委員からは「皇嗣の立場にふさわしい処遇とすることが必要」との指摘があった。【田中裕之】

 ◇最終報告・骨子

・退位後の立場

 称号は上皇(皇后は上皇后)

 敬称は陛下

 再即位などはしない

・秋篠宮さまの処遇

 「秋篠宮」の呼称は残す

 敬称は皇嗣殿下

・おわりに

 皇族数減少は先延ばしできない課題

最終更新:4/13(木) 21:19

毎日新聞