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<大和・プール事故>元園長らに賠償命令 横浜地裁

毎日新聞 4/13(木) 21:52配信

 神奈川県大和市の学校法人西山学園「大和幼稚園」のプールで2011年7月、園児の伊禮(いれい)貴弘ちゃん(当時3歳)が水死したのは安全管理が不十分だったためだとして、両親が園側に約7400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、横浜地裁は13日、現場にいた元担任教諭(26)と元園長(69)の2人と西山学園に計約6300万円の支払いを命じた。

 石橋俊一裁判長は、元担任教諭について「プールサイドの片付けに気を取られ、園児を監視して安全を配慮する義務を怠った」と認定した。元園長については個人としての指導や監視体制構築の義務違反は認めなかったが、「事故防止に相当の注意を払ったとはいえない」として監督者責任を認めた。

 判決などによると、貴弘ちゃんは11年7月11日、円形プール(直径約4メートル、水深約20センチ)で溺れて死亡した。新人の元担任教諭が貴弘ちゃんを含む11人の水遊びを1人で指導していた。元園長と元担任教諭は業務上過失致死罪で在宅起訴され、横浜地裁は元担任教諭を罰金50万円とした一方、元園長を無罪とし、いずれも確定している。

 判決後、記者会見した貴弘ちゃんの父康弘さん(42)は「元園長の過失が認められなかったことには不満と憤りを感じる」と話し、控訴する考えを示した。【国本愛】

最終更新:4/13(木) 23:36

毎日新聞