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開成山公園のソメイヨシノは最古級の桜 樹齢測定調査で結論

福島民報 4/13(木) 9:20配信

 福島県郡山市の開成山公園にあるソメイヨシノの植樹時期が日本最古級であるとの調査結果を市や観光、商工、文化団体でつくる「日本遺産『一本の水路』プロモーション協議会」が12日までにまとめ、発表した。これまで明治15(1882)年植樹の青森県の弘前公園のソメイヨシノが最古とされていたが、樹齢測定調査などから文献の通り明治11(1878)年に植えられた可能性が高いと結論付けた。市はPR動画やパンフレットを作り、観光誘客につなげる。 

 開成山公園のソメイヨシノについては、安積開拓の礎を築いた開成社が明治11年3月、かんがい用の沼の堤に苗木千本を植樹したとの記録が県の文献に残っている。ただ、この時期に植えられたソメイヨシノが現存しているかどうかは分かっていなかった。 
 安積開拓・安積疏水開削事業の日本遺産認定を受け、協議会は今年1月、国の補助金を受け樹齢調査に乗り出した。公園内で最古とみられるソメイヨシノ一本を選定。空洞化した幹の中から木片を採取し、「放射性炭素年代測定」「音響波測定」などの科学的手法で調べた結果、樹齢は推定149年で、文献と照らし合わせると明治11年に植樹された可能性が極めて高いとしている。 
 調査を請け負った同市の造園業者社員で樹木医の三瓶保之さん(56)は「学識者から助言を受け一流の機械を持つ業者と協力して調査した。補足調査も行っており、精度は高い」と話す。 
 開成社の代表社員を務める斉藤久之丞さん(74)は「先祖の魂が開成山に生きていることを実感した」と感慨深げ。市観光協会の菅野豊会長(69)は「郡山観光の目玉の一つとして全国に発信できる素材になり得る」と期待を寄せている。 

福島民報社

最終更新:4/13(木) 13:19

福島民報