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震災契機にチーム解散のルネサンス、元INAC神戸・山下GMの奮闘で再出発

スポーツ報知 4/14(金) 6:05配信

 最大震度7を記録した熊本地震から14日で1年を迎えた。現在も約4万7700人を超える被災者が仮設住宅などで生活を続ける中、スポーツの力で地元を盛り上げようと奮闘しているチームがある。被害の大きかった益城(ましき)町をホームとしていた九州女子サッカーリーグの益城ルネサンス熊本は、運営体制を一新。「熊本ルネサンスFC」としてスタートを切る。

 練習場の確保やスポンサーの支援が困難になり、昨年12月18日に全選手が自由契約となった益城ルネサンス熊本。運営会社も解散する中、立ち上がったのが同チームでGMを務めていた山下恭典氏(42)だった。

 「熊本で女子サッカーの灯を消してはいけないと思い、とにかく動いてみようと」。1月末までに新たな運営会社を設立できなければ今年のリーグに参加できないと奔走する中、熊本市の総合菓子食品卸業「株式会社木村」の協力を得て「熊本ルネサンスFC」の船出にこぎ着けた。

 登録選手はわずか12人。練習は嘉島町総合運動公園で午前9~11時まで行う。山下氏は「普通なら12人でスタートなんてありえない。でも、出られる選手が11人以下(7人以上)になっても試合は成立するんです。それが嫌なら、辞めればいいということ。チームの成り立ちを考えたら、常識にとらわれないことが大切だと思うんです」と話す。

 山下氏は12~15年6月まで、元なでしこJAPANの澤穂希さんらが所属した強豪INAC神戸でもGMを経験。チームの立場や規模は違うが「今を乗り越えたら、いいチームになる」と手応えを感じているという。地震を経て生まれ変わったチームは23日、ニューウェーブ北九州戦(熊本県宇城ふれあいスポーツセンター)で“初陣”を迎える。

最終更新:4/14(金) 6:05

スポーツ報知

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