ここから本文です

サモ・ハン22年ぶり監督&主演作『THE BODYGUARD』邦題が『おじいちゃんはデブゴン』の理由

4/14(金) 8:10配信

オリコン

 香港アクション映画界のレジェンド、サモ・ハン(・キンポー)が22年ぶりの監督&主演作(20年ぶり監督作)『おじいちゃんはデブゴン』(5月27日公開)PRのため、『SPL/狼よ静かに死ね』以来11年ぶりに来日。日本でも熱狂的なファンを持つサモ・ハンの“奇跡の来日”と、原題『THE BODYGUARD』からの邦題『おじいちゃんはデブゴン』への狙いについて配給会社に聞いた。

【写真】サモ・ハンの日本語吹替え声優を長年務める水島裕も駆けつけた

◆ロビーからエレベターホールまで溢れかえった“出待ち”ファン

 サモ・ハンの11年ぶりとなったイベント会場は、アジア映画の聖地・新宿武蔵野館(東京)。開演前から40~50代を中心に20代男性ファンの姿も多数見られ、ロビーからエレベターホールまでサモ・ハンを間近で見ようとする“出待ち”ファンで溢れかえり、大変な熱気に包まれた。

 配給会社ツインの宣伝プロデューサーは、今回のサモ・ハン来日に「日本ファンに自信作を直接アピールできることを喜んで来日に快諾をいただきました。多忙なスケジュールを縫って実現しています」と感慨深げ。

 サモ・ハンは今年65歳。宣伝プロデューサーは、本作をサモ・ハンの映画生活56年の集大成的な傑作とし、原題『THE BODYGUARD』から邦題を『おじいちゃんはデブゴン』とした狙いを明かしてくれた。

◆サモ・ハンのユーモアと人間的な温かさを最大限に表現できる邦題

「ボディガードという邦題は、有名なケビン・コスナー主演作をはじめ、シルベスター・スタローン主演の『ザ・ボディガード』など数多くあり、ありふれています。また、“ボディガード”という言葉自体もかなりハードでストレートなアクションを連想させ、本作で一番重要な“老齢を演じるサモ・ハンの苦悩や少女とのふれあい”というドラマ要素を表現できません」

「また、中国語原題の『我的特工爺爺』や『特工爺爺』も、字面でなんとなく意味はわかるものの、過激な老人の映画という程度の短絡的な表現しかできず、幅広いユーザーにアピールできません」

「そこで、デブゴンとして幅広く知られるサモ・ハンの来日が決定していたこともあり、彼の22年ぶりの監督&主演作というカムバック感、彼が設計するアクション、そのキャラクターのユーモアと人間的な温かさなど、サモ・ハン=デブゴンが老人役を演じる最新作であることを最大限に表現できるタイトルとして考案し、ご本人の承諾、推薦を受けて決定しました」。

 そんな本作は、昨年公開された中国では興収4900万ドル(約55億円)のヒット(香港では年間興行成績第7位)。日本では、連続公開されるサモ・ハンがアクション監督を務めた『コール・オブ・ヒーローズ/武勇伝』(6/10公開)との2作で、興収3億円を目標にしている。
(コンフィデンス誌 17年4月17日号掲載)

最終更新:4/22(土) 11:09
オリコン