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【皐月賞】アウトライアーズ、ラスト12秒5で楽々併入

サンケイスポーツ 4/13(木) 9:30配信

 皐月賞の追い切りが12日、東西トレセンで行われた。美浦ではフジテレビ賞スプリングS2着のアウトライアーズが3頭併せで併入。水分を含んだ馬場をものともせずしっかりした脚取りを見せた。併せ馬で先着したウインブライトがサンケイスポーツ調教評価『S』。栗東ではスワーヴリチャードが軽やかな動きで好気配をアピールした。枠順は13日に確定、14日に金曜発売が実施される。

 内に秘めた闘志は本番で解き放つ。スプリングS2着から巻き返しを狙うアウトライアーズが、雨上がりのWコースをしなやかな脚さばきで駆け抜けた。先週に続いて追い切りに騎乗した田辺騎手の口調は軽やかだ。

 「落ち着いていてよかった。息もちもいいし、調子は上がっています」

 前日の大雨で水分を含んだ馬場でも、フットワークに乱れはない。前を行くプロレタリアト(OP)、ファイアクリスタル(500万下)とは1秒以上の差があったが、徐々にペースを上げ、直線入り口で2頭を射程に入れて内へ。最後まで鞍上の手が動くことはなく、5ハロン67秒1、3ハロン37秒8-12秒5で併入した。

 「前走後の疲れもなかったし、気持ちが落ち着いているので、早いうちから時計を出して攻めてこられました。やるべきことをやり切って出せます」。悔いのない仕上がりに、小島茂調教師から笑みがこぼれる。

 ここまで5戦して全て3着以内。着実に力をつけてきた。テンションが上がりやすいタイプだけに、トレーナーは「落ち着きすぎているのが気になる」と慎重ながら、「元気はあるし、状態はいい。一番心配していた折り合いはつくようになりました」と大一番に向けて手応え十分。競馬を教え込んできた田辺騎手も「2000メートルを走るという意味ではいいと思います」と変化を前向きにとらえている。

 小島茂師、田辺騎手の両者にとってもクラシック初制覇の好機。今年、中山で断トツの27勝を挙げているジョッキーは「前走で負けてマークが薄くなるのはプラスだし、戦略を立てやすい。この馬と大きいところを取りたい」と力が入る。

 ネオユニヴァース、ヴィクトワールピサと流れる皐月賞馬の血が、春風に乗って波乱を呼ぶ。 (藤沢三毅)

最終更新:4/13(木) 9:41

サンケイスポーツ

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