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一丸で高齢者見守り 岐阜市本荘地区の取り組み

岐阜新聞Web 4/13(木) 9:15配信

 交通事故や急病、災害など高齢者が不測の事態に陥った際に消防や警察がいち早く個人情報を把握できるよう、事前に住民組織で情報を集約しておく取り組みが、岐阜市本荘地区で始まった。12日には整理番号が記載されたキーホルダーを高齢者に配布。住民組織によると、県内では初の取り組みという。
 企画・運営する住民組織「本荘まちづくり協議会」(井上いほり会長)によると、希望する高齢者は登録用紙に写真や住所、生年月日、持病やアレルギー、かかりつけ医、利用している介護サービス事業者などを記入して提出。提出者に整理番号と同協議会の担当者の電話番号が書かれた「見守りキーホルダー」を渡し、万一の際に公的機関から連絡があった場合に情報を提供する仕組み。
 同地区では2005年に交通事故で死亡した1人暮らしの高齢者の身元が地元ですぐに分からなかった事案を重く受け止め、同年から市社会福祉協議会本荘支部が個人情報などを記入して持ち歩けるカードを製作。延べ約2千枚を配布してきたが「カードだと救急隊が探し出せない可能性がある」(井上会長)として、東京・大田区が展開するキーホルダー形式を取り入れることにした。
 この日は同市此花町の本荘公民館で開かれた高齢者向けサロンで事前に登録申請していた50~80代の約95人にキーホルダーを手渡した。同地区には65歳以上が約3300人暮らしているといい、井上会長は「本荘にいれば安心安全と思ってもらえる地域づくりを進めていきたい」と登録者増加へ意気込みを語った。

岐阜新聞社

最終更新:4/13(木) 10:28

岐阜新聞Web