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【F1】アロンソのインディ500参戦計画は、そもそも”ジョーク”から始まった

motorsport.com 日本版 4/13(木) 10:08配信

 水曜日、マクラーレンはフェルナンド・アロンソに今年のモナコGPを欠場させ、”マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ”としてインディ500に挑戦することを発表した。この発表は、世界中のファンを驚かせることになった。

【動画】アロンソとザク・ブラウンから、”インディ500参戦”についてメッセージ

 しかしこの”インディ500参戦計画”は、シーズンスタート前にそもそも”ジョーク”として始まったものだったことが明らかになった。

 マクラーレンのエクザクティブ・ディレクターであるザク・ブラウンは「ジョークの中には、真実になるものもある。これはそのひとつだ」と語った。

「オーストラリアの前に、フェルナンドに言ったんだ。『なあ、一緒にインディをやらないか?』ってね」

「私はそう投げかけて、どんな反応を得られるのか見てみたんだ。彼は冗談で返したんだけど、私は彼の中に何かが残ったと思った」

「フェルナンドと私が、オーストラリアでエリック(ブーリエ/レーシングディレクター)やホンダとともにいた時、それは朝の会話に出てきたんだ」

「フェルナンドはこう言った。『ホンダはスピードウェイで信じられないような歴史を持っている。そして、僕は世界三大レースに勝つ夢がある。僕は以前、ル・マンに出たいと思ったし、インディをあなたたちと一緒にやりたい』とね」

 アロンソはメルボルンでの話し合いの数日後、再びブラウンと話した際に、この考えが現実的になってきたと語った。

「別のことで、ザクから電話をもらったんだ。インディの件じゃないよ。そしてその会話のある時点で、インディ500の可能性が再び出てきた。僕は嬉しかったよ。マクラーレンは、過去数回勝ったことのあるインディ500へのエントリーを、検討していたんだからね」

「ザクが去年チームに加わったことも嬉しかったが、この計画を僕に伝えてくれた時、もっと幸せだった。しかし、僕は2018年のことだと思っていた。今年のインディ500までは、55日しかなかったからね」

 その後、物事は急速に進んだ。そして中国GPの金曜日、アロンソは彼のマネージャーであるルイス・ガルシアと共に、ブラウンやブーリエと夕食を囲み、この計画についてさらに議論が進められた。アロンソは当時のことを、次のように語っている。

「僕らはそこで、これについて少し真剣に話をした。そして、翌日(中国GPの土曜日)までに決めなければならないと、僕らは結論付けた。僕は今夜はもう寝て、土曜日に決断すると言ったんだ」

「土曜日にサーキットに行った時、『やるよ。これは誰にとっても良い決定だ。F1、ファン、その他の誰にとってもね』と言ったんだ」

「2日前の月曜日、すべてがホンモノになった。土曜日の段階では、そんなに素早く物事を整えられるかどうか分からなかった。しかしインディ、スピードウェイ、プロモーターの大きな助けがあり、そしてザクはアンドレッティ・オートスポートに連絡を取った。彼らは、2日間でインディ500参戦が現実のモノとなるように協力し合ったんだ」

 ブラウンは中国GPの際にアロンソが決断した後、インディ500へのエントリーを進めるべく適切な処理をした。

「フェルナンドが『ホンダと一緒にインディ500をやろう!』と言った時、私は思った。『これを実現させなければならない』と」

 そうブラウンは語った。

「インディカーからは、これを実現するために多くのサポートがあった。マイケル・アンドレッティもそうだし、何よりホンダのサポートがなければ、実現できていなかっただろう」

 アロンソはもちろん、現在のインディカー”ダラーラDW12”をドライブした経験はない。このテスト計画は未定だが、すぐにダラーラのシミュレータに乗ることを望んでいるという。またアロンソは、アンドレッティ・オートスポートとの関係を構築するために4月23日にバーバーで行われる第3戦の現場を訪れ、マシンとこのシリーズを理解することに努めるという。

Jonathan Noble

最終更新:4/13(木) 10:09

motorsport.com 日本版