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中小企業庁のはばたく商店街30選に「ユマニテさが」

佐賀新聞 4/13(木) 11:03配信

にぎわい創出取り組み評価

 佐賀市中心街の活性化に取り組むNPO法人「まちづくり機構ユマニテさが」(香月道生理事長)が、中小企業庁の「はばたく商店街30選」に選ばれた。空き地を利用した交流広場づくりなど、にぎわいを創出する取り組みが評価された。

 同法人は、中心市街地の魅力向上のため「来る人」「住む人」「歩く人」を増やすことでにぎわい創出につなげようと、中心市街地でさまざまなイベントを実施している。実際の店舗経営を経験してもらい新たな商業者を育てるチャレンジショップ事業や、空き店舗を改築して学生のシェアハウスとして運営する事業に取り組んできた。

 空き地にコンテナと芝生を整備して交流広場として活用する社会実験「わいわいコンテナ」で、地域への来訪者が増加した。空き店舗に低家賃、期間限定で出店する「オープンシャッタープロジェクト」など、本格出店につながる成果も生んだ。

 香月理事長が11日、市役所を訪れ、秀島敏行市長に受賞を報告した。香月理事長は「これまでの取り組みが評価してもらえたことはありがたい。今後の活動の励みにしたい」と語った。

プロの技24講座、人を呼ぶきっかけに 「佐賀まちゼミ」9割が満足

 NPO法人まちづくり機構ユマニテさがは、佐賀市中心市街地にある店のオーナーが専門知識やプロの技を教える「佐賀まちゼミ」の参加者約500人へのアンケート結果をまとめた。普段は中心市街地をあまり訪れない人も参加し、「満足した」と答えた人が9割を超えた。

 ゼミは1月下旬から約1カ月間、各店の存在や特色を知ってもらい中心市街地の活性化につなげるため、唐人町や呉服元町、中央本町などにある18店舗が、漢方茶づくりや健康寿命を延ばす体操教室など24講座を開いた。

 事後報告会では、まちゼミ発祥の地である愛知県岡崎市「まちゼミの会」の松井洋一郎代表が、ゼミ参加者に実施したアンケートの結果を見ながら課題を探った。

 佐賀まちゼミの満足度を尋ねた項目では「大満足」と答えたのが46%で、「満足」と合わせて95%を占めた。「不満」は0%。松井代表は「すばらしい結果」としつつ「商店街の売り上げを上げるためには大満足と答える人だけで7割占めるよう頑張って」と注文した。中心市街地の来訪頻度では「ほとんどない」「月に1~2回」が7割を超え、「ゼミが中心地を利用しない人を呼び込むきっかけになる」とも分析した。

 イベントを知ったきっかけは「市報」「折り込みチラシ」が5割以上。広告費用がかかっている現状を指摘し、「続けるためには、お金がかからないようにするのが重要」と課題も示した。

 報告会には、ゼミに出店した店舗関係者約20人が参加した。佐賀一品堂の城島正樹さん(30)は「イベントを続けることで気軽に来てもらえる町になって活気が出れば」と話した。

最終更新:4/13(木) 11:03

佐賀新聞