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あなたにも起こり得る! 物議を醸している「オーバーブッキング」

TOKYO FM+ 4/13(木) 17:00配信

中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。
4月12日(水)放送の「WAKE UP NEWS」コーナーでは、航空ジャーナリストの秋本俊二さんに9日にシカゴのオヘア国際空港で起きたユナイテッド航空によるオーバーブッキング騒動について話を伺いました。

事の発端は、同航空会社のオーバーブッキングによるもの。飛行機から降りるよう無作為に選ばれた4人のうち1人の男性が頑なに拒否し、警察官が出動する事態に。駆け付けた警察官により男性が機内通路を引きずり出される様子を収めた動画がSNSに投稿され、乗客に対してのずさんな対応が物議を醸しています。

そもそも、このオーバーブッキングは、どの航空会社でも起こり得るものなのでしょうか?

「それほど珍しいことではない」と秋本さんは話します。
予約が入っていても搭乗しなかったり、キャンセルが入ることもあるため、きちんと統計を取り、時間帯によってはどの航空会社も若干多めに席を販売することはあるそうです。

但し、その場合、乗客が飛行機に乗ったあとに分かるのではなくて、チェックイン手続きのカウンターで分かるそうで、席が足りないと分かった時点で(カウンターに)並んでいる乗客から次の便などに振り替えてくれる人を募ります。この時点で振り替えを名乗り出てくれる人が多いのだとか。

というのも、振り替えに応じてくれた人には「謝礼が出るんです」と秋本さん。
例えば“無料航空券”や“マイレージを多めに付与する”、当日の急な振り替えなどの場合には“1万円の支給”や“ホテル代プラス1万5千円”といった具合に航空会社によって謝礼が決まっているそうです。

秋本さん曰く、この謝礼目的で敢えて混む時間帯を狙って予約する人もいるというから驚きです。

今回SNSに投稿された動画を観たという秋本さんは「ちゃんと予約している乗客に対して、警察まで呼んで引きずり降ろすなんてありえないこと! しかも自社の関連会社のクルーを移動させるために乗客に“降りろ!”ということはまずない」と怒りを露わに。

お客様優先のため、オーバーブッキングが起きた場合は、社員など関係者が乗っていればまず自分たちが降りるのが通常だそうで「今回のユナイテッド航空の場合も関連の航空会社の便が飛べなくなるからクルーを移動させるというのは自分たちの都合であって、ヘリや小型機をチャーターすれば済むこと」と、その対応に信じられない様子でした。

また、今回の騒動の影響によるユナイテッド航空への大打撃についても「酷い話ですし、もう乗りたくないという人が出てもしょうがない」と秋本さんは締め括りました。

(TOKYO FM「クロノス」2017年4月12日放送より)

最終更新:4/13(木) 17:00

TOKYO FM+