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【F1】ストフェル・バンドーンのコラム:「速さを感じていたから悔しく思えた」

4/13(木) 14:55配信

motorsport.com 日本版

 2017年、マクラーレンのレギュラードライバーとしてデビューしたストフェル・バンドーン。今回は混戦した第2戦中国GPをmotorsport.com独占コラムで振り返った。

【写真】中国GPのフォーメーションラップスタート直後。路面はかなり濡れている


 中国GPを迎えるにあたって、マクラーレン・ホンダのチーム全員が、レースの週末が容易にいくわけがないと覚悟していたけど、悪天候のせいで金曜日の練習走行が行えなくなるなんて思いもよらなかった。

 金曜日の午前の走行が中断された後、午後の走行がキャンセルされた。つまり誰も上海での練習走行に満足できていなかったし、土曜日の朝の練習時間に全てのスケジュールを詰め込む他なかった。それに、僕はこれまで上海インターナショナル・サーキットを走ったことがなかった。もちろん、金曜日に走行したのが初めての経験だ。

 そんな状況で予選を迎えたけど、マシンのフィーリングはかなり良かったし、ペースも悪くなかった。でも、マシンは問題を抱えていていたため、すぐにガレージから出ることができなかった。最終的に予選に参加することはできたけど、Q1で全力を尽くすことができなかった。

 僕はQ1で敗退となった。でもチームメイトのフェルナンド・アロンソは、総合13位で終えていたから、予選でもっといい結果を得られていた可能性がありそうだ。

ウイリアムズとの戦い

 レーススタート開始前から、すでに緊迫したムードだった。難しい路面コンディションだったから、どのタイヤを選ぶべきなのか判断に苦しんだ。いざ、フォーメーションラップをしてみると予想以上に路面は乾いていた。でもスターティンググリッドが完全にウエットだったから、スリックタイヤを選ぶわけにもいかなかった。結局、カルロス・サインツJr.(トロロッソ)だけがスリックタイヤを選択した。

 レースの出だしは良かったし、僕はポジションを確立することができた。でも、1周目の終盤にロマン・グロージャン(ハース)と接触して、ふたりともコースアウトしてしまった。マシンに損傷はなかったが、僕は大きくポジションを落としてしまった。

 その後、セーフティカーが宣告されて、みんなスリックタイヤに交換した。セーフティカーの中、タイヤの温度を維持するのはとても難しかった。

 レースが再開した後は、満足いくような展開に持っていくことができた。ライバルたちに比べて、僕たちのパフォーマンスはとても良かった。その時、僕はフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)とのギャップを縮めようとしていた。

 ウイリアムズと渡り合えたということは、かなり希望が持てると思う。マクラーレンのシャシーがコーナーで良いポテンシャルを発揮していることが証明されたのだから。残念なことにストレート上では、僕たちの最高速度でウイリアムズと戦うのは難しかった。だから僕たちにオーバーテイクする術はなかった。

 マシンの速さを感じていたから悔しく思えた。コーナーではフェリペに近づけるのに、ストレートで離されてしまうんだ。その後、燃料系のトラブルを抱えたため、17周の終わりで僕はレースをリタイアしなければならなかった。

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