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異例、北朝鮮問題に習氏が平和的解決訴え トランプ氏と電話会談

西日本新聞 4/13(木) 12:03配信

 中国の習近平国家主席は12日、トランプ米大統領と電話会談し、北朝鮮問題について「平和的な問題解決」を目指す立場を強調した。朝鮮半島付近に原子力空母を向かわせている米国に対し、直接、自制を求めた形だ。中国外務省が発表した。

 米中首脳は米フロリダ州で6~7日、初の会談を行ったばかり。短期間で再び直接協議するのは異例だ。緊張が高まる半島情勢に対し、習指導部が危機感を強めていることを示している。中国外務省の陸慷報道局長は12日の記者会見で「各国は無責任な行動を取らないでほしい」と訴えた。

 電話会談で習氏は、朝鮮半島の非核化を目指す従来の立場を表明。「米国と意思疎通と協調を保っていきたい」と述べた。これに対するトランプ氏の発言は紹介されていない。

 習氏はシリア情勢にも言及し「いかなる化学兵器の使用も受け入れられない」と主張。同時に「政治的解決の方向性を堅持すべきだ」と語り、国連安全保障理事会で「一致した声」を出すことが重要だとの認識を示した。ティラーソン米国務長官は、フロリダでの首脳会談の際、習氏が米国のシリア攻撃に「理解」を示したと説明していたが、軌道修正した可能性がある。

=2017/04/13付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:4/13(木) 12:03

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